こんにちは、天乃 繭です。
とうとう母が、インフルエンザにかかってしまいました 😥
一緒に住むようになって20数年間、一度もかかったことのなかった母なのに・・・
そこで、今回母がインフルエンザに
『かかる前』~『かかってから』
その経緯についてお伝えしたいと思います。
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<症状は?>
(前 日)
・午後からセキがわずかに出ていた(← 全く気にならないぐらいのセキ)
インフルエンザにかかったり風邪をひいてしまっては、母も大変だし、私も仕事には行かれなくなってしまいます。
そうならない為にも、念のため、寝る前に市販の風邪薬を飲んでもらったんです。
(当 日)
1. 朝
・朝にはセキは治まり、腰が少し痛いと言っていた
前日の夜に飲んだ風邪薬が効いたのか、朝にはセキは一切出なくなり、いつもと変わりなくデイサービスに行きました。
ただ、朝出かける時に『腰が痛い感じだわ~』とは言っていたんですけどね~。
母は脊柱管狭窄症なので、そのせいかと思っていたのですが、今思うと、この腰の痛み、インフルの前兆だったんでしょうね、きっと。
2. デイサービスから帰ってきたとき
・足取りがいつもと違う
・目に力がない
・38度の熱
・血圧はいつも通り。脈拍は軽く100超え
・問いかけには答えるが、すぐに目を閉じてしまう
夕方デイサービスから帰ってくると、スタッフの人からは、『今日も一日元気で過ごしていましたよ』と。
その言葉を聞いて私も安心したのですが、それも束の間。
車から降りてくる母の姿を見て、『ん? 何か変?』。
足取りがしっかりしていないのと、目つきが虚ろな感じに見えたのです。
靴を脱ぐ動作ひとつとってみても、かなりの時間がかかり、身体全体から『異変』の気が漂ってました。
前日にセキをしていたこともあり、風邪が悪化したのかもと思った私は、寝巻きに着替えさせて夜ご飯を早めに食べて薬を飲んで寝かせようとしたのです。
着替えにもいつも以上に随分と時間がかかっていました。
上半身の着替えがようやく終わると、ズボンの上に寝巻きのズボンをはこうとしたり、
脱いだ靴下をもう片方の足にはいて2枚ばきしてたり。
今までにはない行動です。
これは変!!
母の顔を見てみると、目は虚ろですぐに閉じてしまいます。
具合が悪いのか聞いてみても『ちょっとね』と言うだけなのですが、さすがに異常事態です!!
この段階でまだ私はインフルとは思わず。。。
急いでかかりつけ医に電話をすることに。
この1月からかかりつけ医を変えたばかりなので、母の状態をよく知っている以前のかかりつけ医に電話をかけてみましたが、既に時間外、つながりません。
新しいかかりつけ医にも電話をしてみましたが、こちらも時間外でつながらず。
問いかけには比較的しっかりと答えられていたので、救急車ではなく、休日や夜間救急の病院を教えてくれるところに電話をしてみました。
教えてもらった内科に電話をかけてみましたが、
・高齢であること
・問いかけには応じていてもすぐに目を閉じてしまうような状態であること
以上の理由から、万一に備えて救急病院を受診するほうがいい、とのことで救急病院へ急いで連れて行くことになったのです。
この段階でも私はまだインフルを疑うことなく。。。
救急病院はインフルエンザの人も受診に来ているだろうから、うつらないようにと母にマスクをさせていたぐらいです(笑)。
3. 病院受診
・熱は39度に
・大人2人で抱えないと歩けない状態(← 病院では車イスに)
・目つきや顔の表情は、家に帰ってきたときよりもしかっりとした感じに
救急病院では2時間待ちと言われていましたが、そんなに待つことなく診てもらうことができました。
お医者さんの質問にはしっかりと答えてましたが、一応インフルの検査をすることに。
皆さんもご存知の、あの綿棒を鼻の奥深くに突っ込む検査です。
少し上を向く感じに母の頭を抑えて、いざ検査!
『痛~いっ!!』
そうです、あの検査、痛いんですよね~
確かに、痛いには痛いのですが、検査をする先生によって痛さの度合いが違うように思いませんか?、注射のときのように。
母の検査は、痛そうでした。
幸いなことに、母はすぐにその痛みを忘れてしまっていましたが。(笑)
30分後に検査結果です。
結果は、インフエンザA型でした。
正直、『えっ、インフルだったの? 』
です。
だって、家族は誰もインフルエンザにかかってないし、母だって出かけるのはデイサービスだけ。
それなのに。。。。
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<処方された薬は?>
・タミフル
・カロナール
今、インフエンザの薬は色々とありますが、母にはタミフルが処方されました。
タミフルはインフエンザの薬の中では古くからあるので、高齢の母にとっては一番安心だろうということで処方されました。
5日分です。
そしてタミフルの他に、解熱剤のカロナールも処方されました。
高齢なので高熱が何日も続くのは体力的にもきついだろうから、という理由です。
熱が38度以上であったり、例え38度以下であっても辛そうにしていたら飲ませるようにとのことで、これも5日分処方されました。
(この解熱剤のカロナールは、母は、受診当日の夜と翌日の朝・昼の3回だけ飲みました。)
インフルかぁ~!!
救急病院から帰ってきてすぐに薬を飲んで寝てもらいましたが、とにかく家族に移らないようにしなければなりません。
大人であれば隔離もできるのですが、高齢の母を一人隔離することはできません。
いつも通り隣で寝なければならないので、
- マスクの着用
- 換気
- 加湿
- 水分補給
などなど最新の注意を払いました。
(翌 日)
・36度台まで熱が下がる
・セキもクシャミも全くと言っていい程なし
・食欲あり
インフルとは思わなかったものの、早期に対応できたせいか、翌日には熱も下がりました。
食欲もあるので、ぐったり感もなく、体力的な消耗はあまりないようでした。
本当に感謝です!!
<インフル自体よりももっと大変だった事>
母のインフルエンザは今、着々と快方に向かってます。
家族内感染もなく済みそうです。
よかった、よかった!!
なんですが、その一方で。。。。。
インフルエンザにかかった時に、インフル自体よりも大変だったことが実はあるんです。
それは。。。
- 自分がインフルエンザにかかっているという自覚がない
- 認知症の症状が悪化する
ということです。
1)自分がインフルにかかっているという自覚がない
・マスクをすぐにはずしてしまう
・自分は元気だと思い、布団をたたんで起きだそうとする
家族内感染を防ぐためにマスクは絶対なんですが、すぐに取ろうとしてしまうんです。
いくらセキやクシャミがほとんど出ないからと言っても、インフルエンザの菌は強力です。
付けるように言えばすぐに付けてはくれるのですが、『インフルエンザ? 何それ? 誰が?』っていう感じなので、それが本当に困ってしまいました。
感染力の強い病気だと説明しても、説明した矢先にはもう忘れてしまっているので。。。。
2)認知症の症状が悪化する
・薬がうまく飲めない
・言っていることが理解できない
・排泄がうまくできない、などなど
いつも飲んでいる認知症の薬に加えてインフルエンザの薬や解熱剤も飲まなければなりません。
高熱が出たせいか、手が震えたり、力が入らないようなのです。
薬を飲むのも一苦労でした。
・母の手に薬を出しても、なかなか口まで運べない
・コップを持つ手が震えてなかなか飲めない
・薬をかみ砕いてしまう
のです。
かみ砕かないで水で飲んで、と何度言ってもダメなんです。
口元までコップを持って行ってもダメ。
頑固で水を飲まないのではなく、水で薬を飲むということ自体、そして言われていること自体がわからなくなっているようでした。
何をどうしたら、どう言ったら水で飲んでくれるのか、ホント途方に暮れてしまいました。
結局、かなりきつい口調で無理やり水で飲んでもらったのですけどね。
更には、寝巻きの着替えも一苦労でした。
いつもなら一人で『着る』という動作はできるのですが、首を通すところに手を通してしまったり、オムツの上にさらにオムツをはいてしまったり。
また、トイレに行っても、まるで床を便器だと思った? と思うぐらい床に水たまりができていたり、時にはウンチが床に転がっていることも。
仕方のないことではありますが、インフルエンザにかかって高熱が出ると、今まで出来ていたことが出来なくなるなど色々な機能が低下してしまうんですね。
また、横になっている時間が多いので、私も経験済みではありますが、身体に力が入らないんですよね。
でも、敢えて手は出さないです。
まだまだ母には一人でできることは頑張ってやってもらわなければなりません。
なので、目は離さず、そしていつでも手を出せる距離を保ちながら、自分でできることは極力自分でやってもらうようにしています。
今回、インフルエンザにかかったことで、デイサービスは丸一週間お休みです。
一週間ゆっくりと休んで一日も早くよくなり、また元気にデイサービスに行ってもらいたいです。
私も仕事、長く休めないですしね。
そして、最後に。。。
母がお世話になっているデイサービスから、母のインフルエンザにかかった様子(症状~受診、処方された薬など)を電話で聞かれました。
デイサービスに通っている人がインフルエンザにかかると、その情報を各市区町村に報告しなければならないんだそうです。
まだまだ猛威を振るっているインフルエンザですので、これを読んでいる皆さんも、くれぐれも気を付けて過ごしてくださいね。
早くインフルエンザの流行の時期が過ぎるといいですよね。
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