こんにちは、天乃 繭です。
皆さんの中にもニュース等で既にご存じの方も多いと思いますが、
国立長寿医療研究センターと島津製作所の田中耕一さん(2002年にノーベル化学賞を受賞)らの研究グループが、認知症の1つであるアルツハイマー病の発症リスクを血液検査をするだけで判定できる方法を世界で初めて確立した、というニュースが発表されました。
まだ知らなかった人の為にも、ここでそのニュースをあらためてまとめてみましたので、読んでみてくださいね!
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その開発した方法というのは、
血液を採取(わずか 0.5cc で可)
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今回開発した『血液バイオマーカー』と呼ばれる指標によって分析
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アルツハイマー病の特徴であるアミロイドβ(異常たんぱく質)が脳内に溜まっているかどうかを測定
⇓
『あ り』 or 『な し』
期待される役割としては、
- 治療薬や予防薬の開発につながる
- 早期診断につながる
- 発症前にそのリスクを予測できる
ということです。
アミロイドβが脳内に溜まっているかどうか調べる今までの方法としては、
- 脳脊髄液を採取する
- 脳の画像検査(PET)をする
の2つしかなかったんですよね。
患者さんの身体的な負担も金銭的な負担(費用は約10万円以上)も大きかったのです。
それが、わずか 0.5cc の血液だけで判定できるなんて、本当に素晴らしい発見であり研究成果ですよね。
早期発見・早期治療はとても大切、と言ってきましたが、この方法の発見によって早期発見・早期治療に加え、発症前のリスク管理も可能になってくるので、ありがたいことです。
更に、田中耕一さんらの研究グループは、今回発表したこの方法で日本とオーストラリアの高齢者を対象に調べたところ、異常たんぱく質であるアミロイドβが脳に溜まっているかどうかがわかった上に、今のところ認知機能に問題のない人にもアルツハイマー病の発症リスクが約90%以上の精度で確認できた、とのことです。
凄いですね~、90%以上の精度ですよ!
2025年問題もすぐそこまでやってきています。
認知症の予防等に明るい光が射し込んできた感じですネ!!
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一方、問題点としては、
検査の結果、脳内にアミロイドβが溜まっていたとしても必ずしもアルツハイマー病を発症する、というわけではありません。
なので、今現在健康な人が検査を受けた結果、将来自分はアルツハイマー病になるかもしれないとの精神的な不安や負担を持ちながら生活していかなければならなかったり、検査の結果が第三者に何らかの方法で知られて保険などで不利な扱いを受ける可能性もある
とのことです。
妊婦さんの羊水検査と同じですね。
この検査方法が発表された時には、画期的な検査でかなり話題となりました。
検査を受けて、胎児に異常がなければこれは素晴らしい検査となりますが、もし胎児の異常が見つかったら。。。。
産むのか産まないのか、産んだとしても育てていく覚悟は自分にあるのか・・・・
などなど本当に悩むことだと思います。
早期に判明することでありがたい反面、結果によっては精神的な負担を持ち続け決断を迫られることも事実ですよね。
結局のところ、自分の覚悟と責任によるところが大なのでしょうが、今回のこの検査方法の開発は、検査を受ける人の負担が極めて少なく血液検査だけで判定することができるのは本当に素晴らしいことだと思います。
私は受けてみたいと思っている一人ですが、あなたらなどうしますかぁ?!
2018年5月24日に、関連記事として『親が認知症の場合、認知症は遺伝する?』を追加しました。
こちらの記事もぜひ読んでみてくださいね。
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