こんにちは、天乃 繭です。
先日読んだ本に、『どういうタイプの人が認知症になりやすいか』が書かれていました。
それによると
- 几帳面で真面目な人
- ネガティブ思考の人
- 責任感が強い人
- 頑張り屋さんな人
- 人見知りの人
- ストレス発散が下手な人
- 頑固な人
などだそうです。
『几帳面』『真面目』『責任感が強い』『頑張り屋』などは一般的に求められる人間像だし、『きちっとした人』『信頼できる人』に分類されるような人が実は認知症になりやすかったなんて驚きですよね。
となると、認知症にならないためには
『適当人間』(← 言葉、悪っ!)
がベター!!って感じですかぁ~?!
上記に挙げた7つを総合的にイメージしてみても決して悪い印象はないですが、別の面からみると
『融通がきかないかたくなな人』
とも言えますね。
ある面から見れば長所でもあり、ある面から見れば短所でもあるわけですが、この長所とされるほうが認知症になりやすいなんて、何だか複雑な思いがしてしまいますね。
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『どういうタイプの人が認知症になりやすいか』を母に当てはめてみた
この『認知症になりやすい人のタイプ』を読んでみて、
母はどうだろう?
母に当てはまるんだろうか?
と思って、勝手に検証・考察してみちゃいました~。
<几帳面で真面目>
几帳面ではない、真面目ではない、とは言わないけれど、かと言って『几帳面で真面目』であるとも言い難いかな。
結構『ま、いいかっ!』っていうことも多いし。
なので、判定は『▲』
<ネガティブ思考>
ん~、難しいなぁ~。
これも、決してポジティブ思考ではないけど、『ネガティブ思考』でもないような。。。
何故かっていうと、母が困ったときにはすぐに手を差し伸べてくれる人が周りには常にいたので、どっぷりと『ネガティブ思考』に浸る前に手が差し伸べられて解決済みになることが多かったような。
なので、判定はこれも『▲』
<責任感が強い>
これは比較的簡単に答えが出てしまうかな。
母が聞いたら怒られてしまうかもだけど、『責任感が強い』とは言えないので
判定は『×』
<頑張り屋さん>
これも、母が頑張らなくても周りがすぐに助けてくれる環境にあったので
判定は『×』
<人見知り>
これは当てはまるかも。
知らない人や大勢の人の中に入った時にはなかなか自分から話しかけられないし、その輪の中にも入っていけない性格なので
判定は『〇』(← 初めての『〇』ですね)
<ストレス発散が下手>
これも当てはまるかな。
ストレス発散が下手というより、ストレスを発散させたくても環境がそれを許してくれなかった、って感じですかね
ま、ストレス発散の上手な人は、どのような環境であろうと自分なりのストレス発散方法を見出しているのでしょうが。。。
なので、判定は『〇』
<頑 固>
これは、母が認知症になるまではそのようには思わなかったのですが、歳を取るにつれて、また認知症になったらすごく頑固なんでビックリしてます。
もしかしたら、もともとの性格は頑固だったのかも。。。
昔の母は『×』、今の母は『〇』
なので、判定としては中間の『▲』
以上の検証結果から、『認知症になりやすい人のタイプ』には母はあまり当てはまらないようです。
じゃ、何なんだぁ~???
何が関係してるんだ~???
っていうことで、母について色々と思いを巡らせてみました。
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母の生い立ちを考えてみた
上記に挙げたように、その人の性格的なものも勿論大きく影響しているのかもしれませんが、母の例でもわかるように、それだけではないようです。
では、何が影響して今のような認知症になんているんでしょうねぇ?
とりあえず、母の育った境遇について振り返ってみました。
母の実家は、代々その家に住んでいて、今でも充分に広い土地を持っているのですが、当時は今とは比較にならない程の広大な土地を持っていた(旧土地台帳で確認済)。
母は6人兄弟(姉妹)で、子供の時には子供一人一人にお世話係りの人がついていた
そしてそのお世話係りの人が適齢期になると、親に代わって母の実家でお嫁入りの準備をしてお嫁に出してあげていた
お金に苦労したことはない
欲しいものは大抵が手に入った
ざっとこんな環境のもとで過ごしていたのです。
いわゆる『お金持ちのお嬢様』ですよね。
いいな~!!
私はいまだかつて経験してな~い!!
羨ましい限りです!
そんな状態だった母が。。。。
結婚と同時に、
父の両親と小姑との同居。
実家に帰ることをよく思われていなかったので、冠婚葬祭以外はほとんど実家には帰れず
何をするにもいつも父の両親のことを気に留めていなければならず窮屈さを感じていた
そんな生活だったと、昔聞いたことがあります。
独身の時と結婚してからの生活に、あまりにも大きなギャップがありますね。
実家にいるときには自分でやらなくても人が全てやってくれていて何でも手に入り自由な身だったのが、結婚と同時に家事全て何でも自分でやらなければならなかった上にお金にも苦労してました。
180度違う生活となってしまったのです。
『現実への拒絶反応』が原因?!
母の生い立ちというか育った境遇と結婚してからの生活とがあまりにも隔たっていたので、母としては結婚生活での苦労の数々を
『受け入れたくない』
『とにかくイヤだ』
という思いでいたんじゃないでしょうか。
そんな風にフッと思った時、ハタと思いついたことがあったんです!!
それは。。。
子育てをしていた時に、親が心底『いい加減にして!!』と思って子供に怒った時、それまで言うことを聞かずに泣きわめいていた子供が、まるで気絶したかのようにパタッと寝てしまったことありませんでしたかぁ?!
人からそのような話を聞いたこともあるし、私自身も経験しました。
抱っこをしながらヨイヨイして、ようやく寝たのでお布団に寝かそうとすると、あと少し!ってところでパッと大きな目を見開いてオギャ~。
また1からやり直し。
ようやく寝たので、お布団に寝かすとまたまたオギャ~!
これを何度も何度も何度も繰り返し、
『もーいい加減にしろっ!!!』
って子供に向かって言った途端、今までの苦労がウソのように寝てしまったんです。
まさしく気絶状態!!
それまでは、はれ物を触るような感じでお布団に寝かせていたのに、一度気絶したように寝てしまうと雑にお布団に置いても全然平気なんです!
これ、赤ちゃんからしたら、怒られて怒鳴られたことをすっご~くイヤだと思って現実を受け入れたくない、という思いが気絶状態で寝てしまう、ということになったんだと思うんです。
これと同じで、母も実家にいた時と結婚してからの生活があまりにも違った世界だったので、すっご~くイヤだと思い、この現実を受け入れたくない、と思っていたんじゃないでしょうか?!
赤ちゃんと母のこの共通の思いが、
赤ちゃんでは『気絶状態の眠り』
母のような高齢者の場合には『認知症』
という状態になるのではないか、との思いに行きついたのですが、これを読んでいるあなたはどう思いますかぁ?!
以上、私の勝手な母に対する検証と考察でした。
最後に
認知症の診断によく使われている『長谷川式簡易知能評価スケール』、これを考案した長谷川和夫先生が昨年秋にご自身が『認知症』と診断された、と公表されましたよね。
長年認知症の診療と研究をしてこられた長谷川先生が『認知症』になるなんて、ちょっと信じがたくショッキングなニュースでした。
『認知症』予防には手先を使うとよいとか頭をよく使っているといいとか色々なことが言われていますが、そのような人達ですら年と共に『認知症』になるケースは多いです。
私のまわりにも何人かいます。
手先を使う、頭を使う、というのは確かに脳は活性化されるかもしれませんが、それがイコール『認知症にならない』とは言えないですよね。
つまりは、誰でもがこの『認知症』になる可能性を持っている、ということです。
だからこそ『認知症』を他人事とはせず、例え『認知症』になったとしても安心して穏やかに暮らせる社会が必要なんだと、そう思います。
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