こんにちは、天乃 繭です。
みなさんは、認知症保険って知ってますか?
ちょっと前まで、コマーシャルで流れていたのを覚えている人も多いと思います(そういえば、最近は全然見なくなっちゃいましたね~)。
今から7年後の2025年には団塊の世代の人達が後期高齢者となり、今以上の超高齢化社会がやってきます。
そして、恐ろしいことに、5人に1人が認知症になると言われてます。
また、自分の身近な人、例えば親が認知症になってしまうと、自分は将来大丈夫なんだろうか? という心配も出てきます、ましてや介護をしていたならば尚更に。
『親が認知症の場合、認知症は遺伝する?』の記事でも書いたように、認知症の遺伝の可能性は低いとは言われていますが、ゼロでないのであれば、自分が将来認知症になる可能性はある、ということですよね。
認知症になったらどうしよう、子供には面倒をかけたくない、と思うのは誰でも同じはず。
そのために今からできることを少しずつやって予防はしているものの、今現在認知症の原因はまだはっきりわかっていないのです。
周りにも、『え、あの人が?』っていう人が認知症になっていませんかぁ?
若い頃からの職業をみても、絶対に認知症になんてならないでしょ、って思うような人がなっていたり。。。
このように、誰でもみな認知症になる可能性は持っているのです。
『その時』に備えて、あなたは『認知症保険』に入りますか?
保険に入っていれば、もし自分が将来認知症と診断された時に、子供達の負担を少しでも和らげることができるんでしょうか?
そんな思いから、今回、2016年3月に発売された太陽生命保険の『ひまわり認知症治療保険』についてお伝えしたいと思います。
少しでも参考になれば、と思っています。
スポンサーリンク
なので、今自分が加入している保険とダブルところはないのか、どの保険に加入するのが一番いいのか、など充分検討した上で加入することをお勧めするわ。
早速、加入の条件等をみていきましょう!
まず、この『ひまわり認知症治療保険』の大きな特徴は2つ。
1)認知症だけに特化した保険ではなく、通常の保険に特約のような形でついているセット商品である
2)持病があるなど健康上の理由から保険に加入できなかった人でも簡単な告知だけで加入できる
ということが挙げられます。
この保険、上記で書いたように、認知症に特化した保険ではないんです。
どういう保険かと言うと。。。
認知症に対する保障
+
7大生活習慣病
女性特有の病気
シニアがなりやすい病気
上記3つの病気の入院・手術・放射線治療に対する保障
+
骨折の治療に対する保障
の3つが組み合わさった保険で、その中の1つだけが必要だから、というわけにはいかないのです。
ではこのことを踏まえた上で、内容についてみていきましょう。
<保険期間・保険料払込期間>
・10年
・終 身
上記2つからの選択となります。
<契約年齢>
20歳 ~ 85歳
*保険期間10年を選択した場合には、性別や年齢によっては加入できない場合もあります。
↑ ↑ ↑ ↑
契約年齢は85歳までとなっていますが、保険期間10年を選択できるのは、男女共に満年齢で75歳までです。
そして、満期の満75歳を過ぎたあとは、希望により『終身』に切り替えることも可能です。
<保険金額>
以下の給付金は、何をいくらに設定するかによって金額が変わってきますが、一般的な組合せの例で紹介しています。
また、契約年齢が70歳までの人と、71歳以上の人では、入院・手術・放射線治療、骨折の保障の給付金が異なってきます。
・基準金額 5万円
これは、入院・手術・放射線治療の各給付金の金額です。
・骨折治療給付金 10万円
これは、骨折をした時に支払われる給付金ですが、骨折以外のケガでは支払われません。 骨折のみです。
・認知症治療給付金 300万
10万~300万の範囲内で設定可能ですが、この給付金の支払いは1回のみです。
<保障内容>
・アルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症、脳血管性認知症などの認知症と診断され、その状態が180日継続したとき
・女性疾病プラス(男性の場合は、7大疾病プラス)で1日以上入院したとき
・女性疾病プラス(男性の場合は、7大疾病プラス)で所定の手術をしたとき
・女性疾病プラス(男性の場合は、7大疾病プラス)で所定の放射線治療を受けたとき
・骨折と診断され、治療を受けたとき
*女性疾病プラスとは
・7大生活習慣病
がん/脳血管性疾患/腎疾患/肝疾患/糖尿病/高血圧性疾患/心・血管疾患
・シニアがなりやすい病気
老人性白内障/脊髄障害/熱中症
・女性特有の病気
慢性関節リウマチ/胆石症/乳腺症/子宮筋腫/鉄欠乏性貧血/甲状腺機能亢進症 など
*この保険は、契約した日から起算して丸1年が経過した日からが給付金支給の対象となります。
契約から1年が経過していない期間に支払事由が発生した場合には、不慮の事故を原因とする場合を除き、50% が支払われます。
認知症治療給付金の場合には、原因を問わず支払事由に該当したときには、50% が支払われます。
スポンサーリンク
<保険料>
保険料は、20歳~85歳まで各年齢ごとに設定されていますが、ここでは10歳ごとの保険料を表示しておくので、自分の年齢ではだいたいどの位になるかの目安にしてみてくださいね。
ここに記載の保険料は、
・保険期間は『終身』
・認知症治療給付金は『300万円』
の場合の月払い保険料です。
契約年齢 | 男 性 | 女 性 |
20歳 | 2,735円 | 4,072円 |
30歳 | 3,134円 | 4,763円 |
40歳 | 3,834円 | 5,673円 |
50歳 | 4,993円 | 7,506円 |
60歳 | 6,903円 | 10,311円 |
70歳 | 10,459円 | 16,134円 |
80歳 | 15,166円 | 25,489円 |
85歳 | 19,951円 | 33,659円 |
*契約時点での満年齢で計算します。
*女性の方が保険料が高いのは、男性に比べて平均寿命が高いことと保障する病気の内容が男女で違うからです。
以上です。
如何でしたか?
この『ひまわり認知症治療保険』は、持病などがあっても簡単な告知をするだけで加入できるというメリットがある反面、契約日から1年が経過しないと保険金が支払われなかったり、一般の医療保険に比べて保険料が割高となっていたり、デメリットもあるので注意が必要です。
どんな保険も、早くから加入すれば保険料も安く安心や保障も得られるわけですが、今回のこの認知症保険。
認知症だけのことで考えるならば、早い年齢から入った場合には、保険期間10年での加入は意味がないですよね。
それに、もし認知症と診断された場合でも給付金の最高は300万円。
認知症は他の病気とはちょっと違って、変な話ですが先が見えませんよね。
また、デイサービス等を利用しながら自宅で介護できる状態であるのか、または施設に入らなければならないような状態なのかによっても金額的にはかなり違ってくると思います。
10万円~300万円まで設定可能ではありますが、保険料の高さの割には給付金は。。。。
単なる気休めぐらいにしかならないんじゃないかと思ってしまうのは私だけでしょうか?!
人によって考え方は色々だと思いますが、みなさんは、この太陽生命保険の『ひまわり認知症治療保険』入りますか?!
私個人的な意見としては、他の保障との抱き合わせではなく、『認知症』だけに特化した保険が出てきてくれるといいのにな~、って思います。
他の保障に関しては、オプションでつけたい人がつけられるような保険。
そんな保険があるといいな~!!です。
スポンサーリンク