こんにちは、天乃 繭です。
『認知症検診の費用 都が全額補助方針』という見出しの記事が1月11日の朝日新聞に掲載されていました。
読まれた方、いらっしゃいますか?
その内容は。。。
都は70歳以上の都民を対象に、認知症検診の全額補助に乗り出すことを決めた。
途中、略
小池百合子知事は「早期に認知症を発見し、トレーニングなどで進行を遅らせることができる」と話している。
対象者は、認知症についてセルフチェックしたうえで、医療機関で認知機能を検査する。
都は区市町村を通して費用を負担する予定で、19年度は4自治体を対象にして、その後に拡大していくという。
とありました。
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数行の記事だったので、先行する4自治体がどこなのか、セルフチェックとはどのようなものなのか、など詳しいことは何も書かれてはいませんでしたが、認知症検診の全額を都が負担するというのは画期的だと思いました。
これだけ世間で『認知症』に関する関心が高まっているんです。
誰もが『認知症』の早期発見・早期治療をし、自分自身のためにも家族や周りの人達のためにも迷惑をかけずに暮らしていくことを望んでいるはずです。
と、そのように思うのですが、その一方で私の母みたいな人がいることも事実です。
何年も前からテレビなどで『認知症』に関する番組はたくさんやっていましたが、そんな番組を見ても母は一向におかまいなし、というか自分には関係ない、みたいな感じでず~といました。
『認知症』に関するテレビ番組を見せることで、母が自分自身のことを検証するきっかけになってくれたり、自分から『最近ちょっとおかしいと思うから、病院を受診してみようと思う』と言ってくれることを期待していたのですが、そんな私の思いなんてどこ吹く風で全く知らん顔をして過ごしていました。
為す術もなく年月は経ち、ようやく受診したときには既に。。。、という状態になっていたんです。
『認知症』に関して関心を持っている人にとってはいいことなのですが、中には母みたいな人もいるかもしれません。
そういう人にとっては、東京都が検診費を全額負担してくれようがそんなことは関係なく、きっと検診を受けずに過ごしてしまい、早期発見にはつなげられないんじゃないでしょうか。
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なので私は思うんです。
費用はもちろん東京都が負担。
検診を任意ではなく、強制にする。
対象者は70歳以上ではなく、65歳になったら検診を受ける。
ここで何の問題もなかったら以後2年に一度の検診を受けていく。
このような体制を取っていけば、早期発見・早期治療につなげることができるんじゃないかと思うのですが、みなさんはどう思いますか?
検診の費用を全額負担してくれても、検診に行ってくれなければ早期に発見することはできないのですから。
私の母みたいに医者嫌いの人もいるはずです。
そして、『自分は大丈夫』とか『認知症と診断されたらイヤだから』という理由から、自身で何となく気付いていても検診や受診に踏み出せない人もいるかもしれないです。
そういう人達の場合には、病院を受診した時にはもうかなり進行してしまっている、というケースになる場合が多いです。
強制的な検診というのも強硬的な方法になってしまうかもしれませんが、今後ますます高齢化社会となり認知症患者の増加を考えるならば、それぐらいの強硬姿勢が必要なのではないでしょうか。
とにかく早期発見・早期治療のための確実な施策が必要だと思っています。
今後、この記事に関する詳しい内容が発表されることと思います。
その時にはまた紹介したいと思っています。
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