こんにちは、天乃 繭です。
高齢者や認知症の人に限らず、誰でも歳を重ねるごとに、『かむ力』や『飲み込む力』などが衰えてきますよね。
先日、私も、冷蔵庫にあったキャベツを消費するために、今話題の酢キャベツを作ってみたんです。
酢キャベツ、とても美味しくできたのですが、これを食べる時にはいつもお酢でムセってセキ込み、自分でも『あぁ~、歳取ったんだなぁ~、これからはお酢の物を食べる時には注意しないといけないな~』なんて思ってます。
以前は、お酢でムセることなんて、なかったんですがね。。。。(泣)
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高齢になって『かむ力』だったり『飲み込む力』が衰えてくる状態を『オーラルフレイル』と言うそうです。
この『オーラルフレイル』の状態になると、
- 食事の量が減って食欲が低下したり
- 栄養不足になったり
- 体力が低下したり
- 食べ物が気管に入って誤嚥性肺炎を引き起こしてしまったり
など、そういった可能性が大きくなってしまいます。
また、硬いものが噛めなくなってくると柔らかい物ばかりを食べるようになり、ますますもって機能が低下してしまう悪循環となってしまいます。
なので、虫歯を予防して、自分の歯の本数をできるだけ多く残しておくことはもちろん大切なんですが、それに加えて『かむ力』『飲み込む力』『舌の力』を維持していくことも、とても重要になってくるんです。
先日、今年(2018年)の4月から、口腔機能の低下が疑われる65歳以上の人を対象に、『かむ力』の検査が保険適用になった、という記事を目にしました。
皆さん、知ってましたかぁ?、『かむ力』の検査があるなんて。
私は知りませんでした。
高齢の母と一緒に生活をしているので、高齢者に関する色々なことには注意しているつもりなんですが。。。。
自治体のお知らせ(公報)の中の高齢者や介護に関するところにも載っていなかったと思うし、もちろん個別にお知らせなんかもありません。
『2018.4 介護保険改正 ~利用者の維持・改善で事業所に成果報酬~ って?』の記事で書いたのと同じように、関係があるのは私達利用者ではなく、施設側だったり今回の場合には歯医者さん側だったりなので、あまり知られてないんですかね?!
この検査の真の目的が、『かむ力』『飲み込む力』『舌の力』などを維持して高齢者がいつまでも健康で元気に暮らしていけるように、ということであれば、もっともっと大々的に高齢者本人やその家族に宣伝してもいいと思うのですが。。。
本来の目的は違うんでしょうかね?!
そう思ってしまします!
では、この『かむ力』の検査って、一体どのようなものなんでしょうか?
- かむ力
- 飲み込む力
- 舌の力
- かみ砕く力
- 舌や唇の運動機能
- 舌の汚れ
- 乾燥
上記7項目のうち3項目以上が当てはまってしまうと『口腔機能低下症』と診断されてしまうそうです。
検査の結果、『口腔機能低下症』と診断された患者さんに対しては、
- のどの筋肉を鍛えるトレーニング
- 舌や口の周りの筋肉を鍛えるトレーニングや体操
- 口の中を清潔に保つ指導やマッサージ
などを歯医者さんがするそうなのですが、歯医者さんがこの指導をした場合には、それぞれのトレーニング毎に、約1000円~1400円が歯医者さん側に加算される、というものなんです。
そして私達患者は、1~3割負担となります。
これ、どう思いますかぁ?
のどの筋肉を鍛えるトレーニングとしては、歯医者さんが患者さんのおでこを10秒間押し、患者さんはそれをぐっと押し返す。
かむ力を測るためには、専用シートを使う。
かみ砕く力を測るためには、専用のグミを噛む。
そんなもんなんですよ。
歯医者さんにかかった時に、何かのきっかけで検査をすることはあるかもしれませんが、その後もず~と通ってこのトレーニングや指導を受けると思いますか?
継続してやっていくのは難しいんじゃないかと思うのは私だけでしょうかね?!。。。。
歯医者さん側に加算されるという額も全然大した額ではありませんが、トレーニングが必要でない患者さんに対してもトレーニングしたほうがいい、トレーニングしました、指導しました、と言って加算を請求するような歯医者さんも中にはもしかしたらいるかもしれないですよね。
医療に関して知識のない私達患者は、診療したことに関して歯医者さんがどのように書いているのかなんてわからないですものね。
『かむ力』や『飲み込む力』などを鍛えることは、誤嚥性肺炎の予防や体力維持、健康維持の上で欠かすことのできないとても大切なことだと思います。
その大切さに比べて、この『かむ力』の検査に関しては、どこか目的が違うように思ってしまいます。
これからどんどん超高齢化社会が加速していくのだから、付け焼刃的なことではなく、もっともっと根本的なところを改善し、高齢化社会に真剣に目を向けていってもらいたいと思います。
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最後に、『かむ力』や『飲み込む力』を保つための簡単な方法を紹介しますね。
<だ液腺マッサージ>
このマッサージをすることで、だ液の分泌を促し食べ物などを飲み込みやすくする効果があります。
・奥歯の周囲の耳下腺
ほっぺたの上から奥歯のあるあたり(耳たぶのつけ根あたり)を円を描くようにマッサージします。
・あごのエラの下にある顎下腺(がっかせん)
あごのエラの下にある顎下腺を指で軽く押して刺激します。
・あごの裏の中央にある舌下腺
あごの裏の中央部分に親指を当てて軽く押し上げて刺激します。
<あ・え・い・お・う・べー体操>
これは知っている方も多いと思いますが。。。
・あ/え/い/お/う
大きな口を開けて、あ・え・い・お・う と言います。
この時、口の周りの筋肉を意識して大きく口を開けます。
『う』の時には唇を尖らせて前に突き出すようにします。
・べー
この時には舌を思いっきり出します。
無理は禁物ですが、ただ出すだけではなく、もう出せないというところまで出すようにします。
舌に力が入っているのが感じられると思います。
私はこの『あ・え・い・お・う・べー体操』を毎日寝る前にやっているのですが、頬のたるみやほうれい線にも効果があるんですよ。
唇や舌など、口の周りの筋力を向上させて、今から『かむ力』や『飲み込む力』を保持していきましょうね。
母も毎日のデイサービスで、昼食前にみなさんと一緒に口腔体操をしてから昼食を食べているそうです。
デイサービスのスタッフの方が言うには、食事をする前に口腔体操をすることで、『かむ力』をつけたり、だ液の分泌をよくして食べ物を飲み込いやすくするために、とのことでした。
毎日やってくれているので、ありがたいです!
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