繭(まゆ)のつぶやき

認知症の人のうたた寝。ただ眠いだけ、と思っていませんか?それ、傾眠かも?!

投稿日:

こんにちは、天乃 繭です。

 

突然ですが、みなさんは『傾眠』という言葉を知ってますか?

私は母がデイサービスに通うようになるまで知らなかったです(← 私が無知なだけかも?!)。

デイサービスに通うと『連絡帳』というものがあって、デイサービスでの様子や家での様子等を書いたりするのですが、その『連絡帳』の『通信欄』に何度か書かれていた言葉だったんです。

 

ちょっと余談ですが。。。

その連絡帳に書かれてくる言葉の中に、私は普段ほとんど使わない、馴染みのない言葉が2つほどあるんです。

それは。。。

1つは『談笑』

昭和初期感満載の言葉のように感じでしまうのは私だけでしょうか。。。

普通は、『楽しくおしゃべりをしてました』って言いますが、連絡帳に書くにあたっての文字数の関係からなのか、それとも介護の現場ではごくごく普通に使われている言葉なのかはよくわかりませんが、『談笑』という言葉が比較的多く書かれているんです。

今ではだいぶ慣れましたが、最初は何とも違和感のある言葉でしたね。

 

もう1つが今回のテーマの『傾眠』

初めて見たときには『傾眠? ん?』って感じでした。

でも、字のごとく、『うたた寝』とか『居眠り』という意味なんだと思っていましたが、これも『談笑』と同じく私にとっては違和感のある言葉の一つなんですよね~。

 

みなさんはこの2つの言葉、普段使いますぅ? どんなイメージを持ちますかぁ?

 

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『傾眠』とは?

ま、余談は置いといて。。。

 

私はこの『傾眠』という言葉、上記でも書いたように、『うたた寝をする』とか『うとうと居眠りをする』という意味だとず~と思っていたんです。

なので、言葉自体には違和感はありましたが、それ以上のことは深く考えず気にすることもなかったんです。

週に5日もデイサービスに行っていれば疲れも出るだろうし、このところの気温差にまだ身体が対応できなくてうたた寝をしてたんじゃないかな、ぐらいの軽い気持ちでいたんですよね。

デイサービスの人からもこの『傾眠』について特に何も言われることもなかったので。

 

ところが、ところが。。。

この『傾眠』、単なる『うたた寝』や『居眠り』とは違うことがわかったんです。

 

『傾眠』とは、高齢者や認知症の人にみられる『意識障害の一つ』放っておくと重症化する可能性もある』と。

ビックリです!!

 

傾眠は実は意識障害の一つだった!!

『傾眠』とは、声をかけたり、身体に触ったりすると意識を取り戻す程度の軽度の意識障害の一つなんです。

 

ちなみに意識障害には4つの段階があります。

簡単に説明すると。。。

  1. 清明(正常)
    いわゆる『正常』な状態のこと
  2. 傾眠
    うとうとと眠ってはいるが、声をかけたり大きな物音ですぐに起きる。しかし、すぐまたうとうとと眠ってしまう状態のこと
  3. 昏迷
    大きな声で呼びかけないと意識を取り戻さない状態のこと
  4. 昏睡
    どんなに呼びかけても、身体に刺激を与えても反応を示さない状態のこと

です。

上記からわかるように『傾眠』は軽度とは言っても意識障害の2番目に挙げられているものだったんですね。

認知症の場合には『周辺症状』の一つとされていて、目が覚めても自分が今どこにいるのかや今日の日付がわからなかったりします。

 

原因は?

深刻な病気の兆候かもしれない『傾眠』、その原因としては、

  • 睡眠不足
    認知症の場合には、昼夜逆転による夜間の睡眠不足
  • 慢性硬膜下血腫
    頭を強打したことによって脳と硬膜の間に血腫ができ、その大きくなった血腫による脳の圧迫
  • 内蔵疾患
    肝臓・腎臓などの異常や、病原菌による高熱
  • 脱水
    高齢者の様々な機能低下による脱水
  • 薬の副作用
    認知症の薬の中に含まれる成分

が挙げられます。

 

対策は?

  • 話しかけたり外に連れ出す
    話しかけたり散歩など外に出ることによって刺激を与え、昼間に寝るのを防ぐと共に太陽に当たって動くことで夜ぐっすり眠れるようにする
  • 医師との相談
    認知症の薬には傾眠傾向になりやすい成分が含まれているものもあるので、医師に相談の上薬の量等を調整してもらう
    また、内臓疾患等がないかも診てもらう
  • 昼寝をする
    眠気が強いときには、夜の睡眠にも影響が出ないよう30分以内の昼寝をして、昼間の眠気を解消する

などがあります。

 

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うたた寝ばかりしていませんか?

上記で書いたように、『傾眠』は単なる『うたた寝』や『居眠り』とは違い、傾眠状態が続くことで食欲の低下や持病の悪化、筋力・気力の低下を招く恐れがあることがわかりました。

このことを踏まえた上で、母がどんな状態だったかを振り返ってみたいと思います。

 

最近、母はデイサービスに行っている間も昼間によくうとうとしているそうです。

そしてデイサービスに行かない土日は、ご飯を食べる時以外はほとんど横になって寝ているんです。

『傾眠』がどんな状態なのかを知った今、この母の状態を心配しています。

きっと『傾眠』なんじゃないでしょうか?! 

 

デイサービスに行くようになる前は、『よく昼間からそんなに寝ていられるな』と思うぐらい、一日中本当によく寝ていてました。

当時は、平日の昼間は母一人なのでしゃべる相手もなく、テレビを見る以外何もすることがないのでテレビを見ているうちに昼寝をして一日を過ごしていたんでしょうね。

『眠り姫かぁ~?!』って思うぐらい、とにかく寝てました。

 

でも、デイサービスに朝から夕方まで通うようになって、話相手はいるし色々なこともやるので寝ているヒマなんてありません。

今まであんなに昼寝していたのがウソのように活動的に日中を過ごすようになったんです。

 

ところが、デイサービスに行かない土日になると、朝ごはんを食べ終わってしばらくするともう横になり、お昼ご飯までうたた寝しているんです。

もはや『うたた寝』とは言わないレベルかも。。。。

で、お昼ご飯ができて起こすとすんなり起きて食べるのですが、食べ終わるやまた横になってスースー寝てしまうんです。

次に起きるのはお三時。

認知症の周辺症状『ウチに帰る!』、『ウチ』とはどこ?』で書いたように、『帰える!』と言い出ないように気を紛らわせるために『おやつ』を食べる習慣になってしまったんです(笑)。

そしておやつを食べたらすぐにまた寝ちゃいます。

夜ご飯の時も同じです。

声をかけるとすぐに起きて食べ出すのですが、途中から寝ながら食べているので食べ終わるのに1時間半~2時間ぐらいかかっちゃいます。

赤ちゃんのように、寝ながら食べているんですね。

おかずの中に顔を突っ込みそうになることも。

最近では、食べている途中で横になってしまうこともあるんです。

ふと見ると口だけはモグモグ。

口に物が入っているのに横になっているのは誤嚥の危険性があるので、起き上がるかもしくは口に入っているものを出すように言うのでうが、とにかく頑固で私の言葉には耳を貸さず本当に困っています。

ようやく身体を起こして口の中のものを出したかと思うと、ちょっと意識ははっきりするのか、残っていたおかずをまた食べだすのですが、そのうちまたうたた寝し出して。

そんなことの繰り返しです。

本当に大変です!

昼間これだけ寝てしまっているから夜は寝られなくなるんじゃないかと心配になりますが、そんなことは全くなく、夜は夜でまた寝ています。

夜中何度もトイレで目を覚ますのはいつものことなんでねすけどね。

 

そんな状態で毎週土日を過ごしているので、ちょっと心配です。

今までは単なる『うたた寝』と思っていましたが、『意識障害』だったことがわかったので充分に気を付けていかなければなりません。

 

そういえば、去年の夏、いつものように夜ご飯ができたので寝ている母に声をかけたのです。

いつもならすぐに起きるのに何度呼んでも起きず、身体を揺すっても目を覚まさず。

さすがに慌てましたね。

大きな声で呼びかけながら、大きく身体を何度も何度も揺すったら、ちょっと不機嫌そうな顔をしてましたが、私達の焦りとは裏腹に何事もなかったかのように起き出したことがありました。

これも意識障害の一つで、『傾眠』のひとつ重症になった『昏迷』状態だったんですね、きっと。

 

何事もそうですが、『知らない』ということは恐ろしいですね。

母はもしかすると意識障害になりやすいのかもしれないので、今後は充分に気を付けていきたいと思います。

デイサービスのスタッフの人にもかかりつけ医にも『傾眠』について聞いてみようと思います。

何か新しいことがわかればまたお伝えしますね。

 

↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

2018年5月28日更新 デイサービスに聞いてみました!!

母が通っている2ヶ所のデイサービスに『傾眠』について、というか母の『うたた寝』について聞いてみました。

結果から言うと。。。。

どちらも、心配ないと思いますが、様子を見ていくようにしましょうとのことでした!

 

『傾眠』とは、医学的には上で書いたように意識障害の1つになっていますが、デイサービスで使っている『傾眠』とはどうやら単なる『うたた寝』のような意味合いで使っているようですね。

1ヶ所のデイサービスでは、
春~初夏にかけては私達でも眠くなりますよね。
それと同じで、高齢者や認知症の人もこの時期『うたた寝』が多くなるけれど、気付いた頃には『あれ、うたた寝しなくなっていたね』ってなるので心配ないと思います、とのことでした。

もう1ヶ所でもやはり、
『お昼ご飯を食べたあとには皆さんウトウトしていますよ~』とのことでした。

 

かかりつけ医にはまだ聞けていないのですが、2ヶ所のデイサービスではそのような回答でした。

ちょっと安心できたかな、とも思いますが、今日の『連絡帳』にも「傾眠されてました」と書かれてありました。

最近は本当に頻繁に『傾眠』の文字が登場してくるんです。

母がデイサービスに通うようになって1年以上が経ちますが、去年の今頃『傾眠していた』とか『うたた寝していた』と書かれたことはなかったと記憶してます。

まだ通い初めで緊張感があったから?

新しい環境、新しい人、新しい事ばかりで、眠気なんか感じている余裕はなかったから?

そう思う反面、1年以上経った今でも、母にとってはいつでも『初めてのデイサービス』『初めてのスタッフ』になっているので、慣れ親しんだから安心感から傾眠した、とは思えないんですがね。。。

 

デイサービスの認知症の人達を扱うプロの人が『心配ないと思う』と言っているのだから大丈夫なのかもしれませんが、上記でも書いたように、どんなに声をかけても揺り動かしても起きなかったことがある母なので、念には念を入れて注意深く見守っていきたいと私は思っています。

『やっぱり意識障害の1つだった!』なんてならないように!!

 

かかりつけ医にも今度定期受診に行った時に聞いてみようと思っています。

分かり次第、また追記しますね。

 

 

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