こんにちは、天乃 繭です。
私達にとって初めての親の介護。
何を聞いても何を見ても『初めて』のことばかりで戸惑ってしまいますよね。
各市区町村からも時折書類が送られてきますが、これも何だかよくわからずで。。。
郵便物を受け取る度に、『なんだこれ~????』
って思うものばかりです。
高額介護合算医療費等の支給申請
今年の2月、東京都の『後期高齢者医療広域連合』というところから母宛てに1通の郵便物が届きました。
また何か来たぞ~、って思いながら開封してみると、
『高額介護合算療養費・高額医療合算介護(予防)サービス費の支給申請について(お知らせ)』
と書かれてある用紙と、その他に、
1年間に支払った医療の自己負担額の合計額と見込支給額、
1年間に支払った介護の自己負担額の合計額と見込支給額
が記載された用紙が同封されていました。
またまた聞いたこともない難しそうなものが送られてきたぞ~
そう思いながら説明書きを見てみると、以下のような説明が。
医療保険と介護保険の自己負担額が基準額を超える場合に、その超えた額が高額介護合算医療費・高額医療合算介護(予防)サービス費として支給されます。
と。
つまりは。。。
今は令和元年(平成31年)ですが、前年度の平成29年8月~平成30年7月までの1年間に、
- 医療にかかった費用
- 介護にかかった費用
の自己負担分の合算額が一定の基準額を超えているので、申請すれば超過分について支給しますよ、
という内容のものでした。
『介護』においては、
8月1日~翌年の7月31日
を一つの年度としています。
なので、私の母が介護保険を申請するきっかけとなったケガは、
平成28年の秋
なんですが、この年の算定期間(平成28年8月~平成29年7月)である平成29年の7月までは、期間は半年ぐらいしかありませんでした。
その半年の間に、ケガの治療や『認知症』の検査などにかなり費用がかかったんですが、この半年間では基準額には到達せず、支給の対象とはならなかったんですね~。
なかなか都合よくはいかないものですね(笑)
で、今回は初めて丸々1年(平成29年8月~平成30年7月)の算定となりました。
母のような高齢になると、定期的な病院受診の他に、身体の様々なところに不調が出てきます。
その度に病院を受診しなければならないので、1割負担だとはいえ、かなり医療費はかかります。
なので、例え大した額ではなかったとしても、少しでも戻ってくるのはありがたいことですよね。
今回、母はかなり戻ってくることになりました。
とは言っても、この額(4万円弱)が、誰とも比較ができないので、一般的にみて多いのか少ないのかは全くわからないのですが。。。(笑)
金額の多少は別として、申請手続きは何かと面倒ですが、それでもちょっと我慢して頑張って手続きをして、是非是非お金を戻してもらいましょ ♪♪
この先もどれだけお金がかかるかわからないですしね!
ちなみに、上記でも説明したように、『基準額』を超えた部分に関して支給されるのですが、その『基準額』というのは。。。
負担割合 | 所得区分 | 基準額 (後期高齢者医療制度+介護保険制度) |
|
3割負担 | 現役並み所得 | 67万円 | |
1割負担 | 一般 | 56万円 | |
住民税 非課税等 |
区分Ⅱ | 31万円 | |
区分Ⅰ | 19万円 |
となります。
母の場合は、
・1割負担
・住民税非課税
・区分Ⅰ
なので、『医療』と『介護』にかかった費用の合計額から19万円が差し引かれた額となるわけです。
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申請書の記入の仕方は簡単!
申請書の記入は、他の申請書に比べると割と簡単なので、心配しないでくださいね。
既に印字されているものもあるので、同封されている申請書の記入例通りに書けば大丈夫ですよ。
ちなみに、私達が記入しなければならない箇所は、以下の4箇所(場合によっては5箇所)だけですので。
被保険者本人の
・(氏名の)フリガナ
・マイナンバーの12ケタの数字
・振り込み口座情報
銀行名
支店名
口座番号
口座名義人(カタカナ)
・申請代表者の住所・氏名・電話番号
⇒ これは、原則、被保険者本人の情報を記入 + 印鑑押印
・委任欄
本人が申請及び受領する場合
相続人や成年後見人が申請する場合
代筆者の場合
上記の場合は記入不要
⇒ つまり、上記以外の人が申請する場合や、被保険者本人以外の口座に振り込みを希望する場合に記入
如何でしたか?
他の申請書に比べたら簡単だったでしょ?!
これを記入したら、あとは
・郵送 又は
・役所の窓口に提出
するだけです。
ちなみに私は、窓口に直接持って行きました。
直接持参する時の持ち物としては。。。
- 申請書
- 印鑑
- 通帳など口座番号がわかるもの
- 被保険者の本人確認書類(介護保険被保険者証など)
- 被保険者本人のマイナンバーの通知カード
です。
その他に、私は何かあったときのために、自分の身分証明として運転免許証を持っていきました。
結局は、身分証明の提出を求められることはなかったんですが、念のため持っていくことをお勧めします。
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申請後、約3~4ヶ月後に『支給決定通知書』が送られてくる
申請書を記入し、郵送または直接窓口に提出したあと、約3~4ヶ月後に、『支給決定通知書』が送られて来ます。
上記でも書きましたが、最初に届く申請についてのお知らせの中に、支給される見込み額が記載されていますが、申請書を提出したあとできちんと計算をするので、その用紙に記載されている額が支給されるとは限らないそうです。
もしかすると、支給の対象外になってしまうこともあるんだとか。(← これは勘弁してほしいですよね、申請書類も頑張って書いたのに(笑))
私の母は、週に5日デイサービスに行っているので、介護保険においても自己負担額の基準額(15,000円)を毎月オーバーしてしまっています。
そして、毎月そのオーバーした分が振り込まれてきているんです。
なので、医療費に関しては、記載されている通りの見込み額が支給されると思っていましたが、介護費に関しては毎月オーバー分が返還されているので、記載されている見込金額はもらえないと思っていたんです。
ところが、申請から3ヶ月経った今年5月末に『決定通知書』が送られてきました。
(忘れたころにやってくる、っていう感じです、申請から3ヶ月以上も経ってしまっているのですから。。。)
開封してみると。。。
『医療』に関しても『介護』に関しても、見込額に記載されていた額がそのまま支給されることに決定した、というものでした。
ビックリです!!
絶対に減額されてしまうと思っていたのに!!
減らされることもなく、ホント良かったです ♪♪
ちなみに、
『医療』に関する返還については、
東京都の広域連合から『高額介護合算療養費等支給決定通知書』というものが、
『介護』に関する返還については、
市区町村の介護課から『高額医療合算介護(介護予防)サービス費等支給決定通知書』という名称で送られてきました。
振り込みに関しても、各々から振り込まれました。
最後に、この『高額介護合算療養費・高額医療合算介護(予防)サービス費』は、該当者には申請書が毎年送られてくるようなので、その都度申請をしなければならない、とのことです。
一度申請したら、もう申請することなく自動的に振り込まれるようになると、煩雑な手続きが減って楽になるんですけどね。
でも、そんな贅沢は言ってられないですね。
例え微々たるものでもお金が戻ってくるのですから。
私にとっては本当にありがたいことです!!
申請書を書くぐらい頑張らないと!!
皆さんも、何かと大変だったり煩わしかったりだと思いますが、申請書をパパッと書いて、お金、戻してもらっちゃいましょ~
くれぐれも、申請のし忘れなどないように注意してくださいね。
もったいないですよ~!!