繭(まゆ)のつぶやき

母の、認知症の、脳の、『不思議』! 薬がある時突然スムーズに飲めるようになった!!

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こんにちは、天乃 繭です。

 

前回の記事『認知症の人の不可思議な脳! お手本・教科書になるのは自分のみ!』でも書きましたが、今回またまた『不思議だな~!』 って思った出来事があったので、そのことについて書いてみたいと思います。

『母の不思議』というか『認知症の人の不思議』というか『脳の不思議』というか。。。。

 

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介護をしているみなさんのお母さんやお父さん、おじいさんやおばあさんは、薬を上手に飲めていますか?

私の母は元々ノドが弱かったこともあり、昔から錠剤の薬を飲むのが大の苦手です。

なので、私が子供の時からあった我が家の常備薬はほとんどが顆粒の薬。

人によっては顆粒の薬のほうがムセてしまったり苦味が口の中に広がって飲みにくいということも聞きますが、母の場合は錠剤が苦手でした。

錠剤といっても、大きいものから小さいものまで様々ありますが、どんなに小さくても飲むのに一苦労してるんです。

 

医者嫌い・病院嫌いだったこともあり、飲む薬といったらもっぱら市販の風邪薬ぐらいだったのですが、認知症と診断されてからは、認知症の薬を含めて4種類の薬を毎日2回飲まなければならなくなって。

その全てが錠剤です。

そしてそのうちの1つ、認知症の薬の『メマリー』がやたらに大きいんです。

『メマリー』は最初5㎎からのスタートなのですが、母は今では最高の20㎎を飲んでいます。

20㎎なんだから大きくても仕方がない、とも思うのですが、それでも錠剤の苦手な母にとっては、これは巨大!!  っていうぐらいの大きさなんです。

 

当時の私はまだ介護初心者だったので(今でもまだまだですが)、母に薬を服用してもらう時、何の疑いもなく当然のことのように、4種類の薬をいっぺんに母の手の平に出して、あとは自分で飲んでもらっていたのです。

1錠1錠飲んでいるのですが、1つの薬を飲むのに異常な程時間がかかります。

4種類の薬のうち一番小さいものを飲むのでさえ、薬と水を口に入れたかと思うと上を向き、そのまま顔を左右に振ってるんです。

顔を揺することで、薬をノド近くの中央に持ってきて飲もうとしているんだと思うのですが。

何回か顔を振ったあと、そんな勢いで飲まなくても!! っていうぐらい勢いよくゴクッ!って大きいな音をたてて飲むんです。

ところがところが。。。。。

飲み込んだのは水だけ。

薬は舌の上に乗かったまま。

これを何度も何度も繰り返してようやく偶然にも飲み込めた、って感じで飲んでいたのです。

これじゃあ、1錠飲むだけで、お腹が水でガボガボですよね。

 

毎日毎日、これを繰り返しているんです。

何度もトライしているうちに手に持っていた他の薬を知らないうちに落としてしまうことも。

ある時には、落としたことにも気付かず、翌日になって飲んだと思っていた薬が落ちていることもありました。

 

そこで私、1つ学習しました~。

薬を落としたり、紛失を防ぐためには。。。

薬はいっぺんに渡してはダメ!!

ということです。

1つの薬を渡して確実に飲んだことを確認してから次の薬を渡す。

これです!

全ての薬を飲み終わるまでずっとそばで見守っていなければなりませんが、仕方がないですよね。

でも、このように1つ1つ渡すようにしてからは、知らず気付かずのうちに薬を落としたりなくしたりすることはなくなりました♪♪

(当然だろ!! なんて声が聞こえてきそうですが、何せ介護初心者だったので大目に見てくださいネ~♪)

 

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毎日大変な思いをして薬を飲んでいる母の姿を見て、何かいい方法はないかなぁ、と考えました。

『そうだ、服薬ゼリーがあるじゃない、あれを使ってみよう!!』

高齢者や赤ちゃん・薬嫌いな子供の為に開発された『服薬ゼリー』ですものね。

あれならゼリーを食べる感覚で楽に薬が飲めるぞ!! と思って、早速買って試してみました。

ところが、ところが。。。。

甘かったです!

ゼリーに混ぜて飲んでもらっても、何故かゼリーだけが先になくなるんです。

何回やってみてもノドを通過していくのはゼリーだけで。

飲み込むことが苦手な母は、ゼリーすら噛んで小さくして飲み込んでいるんです。

なので、ゼリーに薬を混ぜたところで、ゼリーだけを小さくして飲み込んでて、水の時と同じように薬は口の中に残ってしまっているんです。

ゼリーとは言え、塊では飲み込むことができないんですね。

結局『服薬ゼリー』も全く効果なしでした。

他にも、ウィダインゼリーみたいなものでも試してみたんですが、やっぱりダメ。

 

母みたいに薬を飲むことが一苦労だ、というような高齢者の方って他にもいるんでしょうかね?!

私のまわりでは、そのような話は全く聞かないのですが。

高齢者になると、薬は欠かせないものとなるので、母みたいに錠剤がなかなか飲めず、水でもダメ、服薬ゼリー等でもダメ、という人向けに、何か画期的なものが出来ればいいな~、ってず~と思ってます。

 

そんな状態で1年半以上を過ごしてきましたが、ここにきて突然、本当に突然、今までの事がウソのようにスムーズに薬が飲めるようになったんです。

ビックリ!! です。

1つ1つ渡すのは以前と変わりはないのですが、1つの薬を飲むのに一口のお水だけですんなりと飲めるんです!

一番大きな薬『メマリー』も何のその。

顔を振らなくても1口のお水でバッチリ飲めてます!

全ての薬、クリアです、楽勝です!

水や服薬ゼリー以外のいいものを見つけたわけでもないのに。

何で?

どうして?

一体何が?

母にとって何が変わったの?

私には全然理解ができません。

 

1年半以上も毎日毎日1日に2回、朝晩と薬を飲んでりゃあ、そりゃ~慣れて簡単に飲めるようになるでしょ!!

実際そうなのかもしれません。

そうなのかもしれませんが、今までの母の苦戦する姿をずっと見てきただけに、ある時突然に大きな錠剤もいとも簡単に飲めるようになったことが不思議でたまりません。

『慣れ』だけで、あんな風に変われるものなんでしょうか?!

私は、何らか脳の働きが関係しているのではないかと思ってはいるのですが、では『認知症の人』全てに共通して起こるかというとそうではなく、人それぞれ違った現象や状況で現れると思うので、そのあたりのことがある意味、不可思議で興味深い感じがしますよね。

母の、認知症の人の、脳の、不思議でした。

今後また何か突然の変化等あったら書かせてもらいますね。

 

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