こんにちは、天乃 繭です。
最近、母から何かを話しかけてくることがめっきりと減ってきました。
私のほうから話しかければ、二択のものであれば会話は成り立つのですが、二択ではないようなこと、例えば『どう思うか』だったり『どうだったか』などのような内容のものは、全然会話にはならないんです。
先日、来年度の介護認定のために調査員が来たときに、同席していたケアマネージャーと調査員の人が話していましたが、『自分からは何も話さなくなった』というのは認知症の段階が進んだことを意味するんだそうです。
そうだったんですね~
確かに、所々話が通じないことや訳のわからないことを言っている時もありましたが、それでも以前はもっと自分からしゃべりかけていました。
母と私との間で、もっと会話があったように思います。
今では、私が話しかけなければ自分からは話さなくなってしまいました。
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そんな母ではありますが、心の中では本当は何かを話しかけたいと思っているんでしょうかね?!
そう思っているのに、
『言葉がすぐ出てこないから』
『物の名前がわからなくなってしまったから』
『何を言おうとしたか忘れてしまったから』
ということで自分から話しかけることがなくなってしまったんでしょうか?
そんな中、母と車で出かけた時のこと。
母に、母の兄弟について聞いてみたんです。
そしたらそのことをきっかけに、言葉に詰まることも全くなく珍しく色々と話し出したんです。
聞いていて、母の世界は面白くおかしかったです!!
私:ママの兄弟はまだ家にいるの?
それとももうそれぞれ結婚して家を出ているの?
母:兄弟はまだ誰も結婚なんてしてないから家にいるわよ。
だからお母さんは、特に一番上の兄が結婚しないことを心配していて、『いい人はいないの? もしいい人がいるなら結婚しなさいよ』っていつも言ってるのよ。
ホント、早く結婚すればいいのにね~
と。
母の兄弟は、母自身を含めて5人いるのですが、もちろん5人とも全員とっくに結婚してます(笑)。
母のお母さんが心配しているという一番上のお兄さんですが、なかなか結婚できなかったなんていう事実はなく、ちゃんと適齢期に結婚しいるのに、どうして母の世界では、なかなかお兄さんが結婚しないことになっているんですかね~?
不思議です!!
私:えっ、誰も結婚していないの?
母:そうよ、誰もまだ結婚してなくて、みんな家にいるわよ。
私:ママも結婚していないの?
母:そう、ママも独身よ。
結婚してください、と言ってくれる人がいたらすぐにでも結婚するんだけどね~。
えぇ~、独身だったの?
私が『ママ』と呼んでいるのに~?!
一体私のことは誰だと思っているんでしょうね?
母はすっかり独身です!!
私:兄弟みんな結婚してないっていうけど、今何歳ぐらいなの?
って聞いてみたんです。
そしたら。。。
母:そうね~、確か30歳ちょっとぐらいだったかしらね。
と。
驚ろきですよね~
一体何十年と遡っているんだ~?! です。
私:え、30歳? じゃ、ママはいくつぐらいなの?
ってすかさず聞いてみると、
母:兄たちと同じで30歳ぐらいよ。
も~、ホントに驚きです!!
子供の私よりもず~っと若くなってました(笑)。
以前、何かで年齢を聞いた時には50歳ぐらいと言ってましたが、今回更に若くなってました!!
どうしよう、そのうち10代ぐらいまでになってたら。。。
あ~、恐ろしっ!!
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そして、いつも母の口から登場してくる『おじいさ』『おばあさん』のことも聞いてみたんです。
私:おじいさんやおばあさんも元気で家にいるの?
母:そうよ、いるわよ。元気にしているわ。 ちょっと口うるさいんだけどね。
と。
母のおじいさん、おばあさんは、もう50年以上も前に亡くなっているんですけどね。
いつでも健在です!!
このおじいさん、おばあさん、今でもウチで一緒に生活していることになってます!!
こんな感じで、車を運転しながら道中母と会話をしてました。
母にとっては、兄弟が誰もまだ結婚してないでみんなで家にいた頃が一番よかった時代なんですね、きっと。
いつもは言葉が出てこなかったりするのに、この会話のときには、詰まることなんて全くなく流暢にしゃべってました。
そんな母の様子をみていても、母が一番幸せを感じていたときだったんだなぁ~、ってつくずく思います。
聞いている母の世界は、おもしろしかったです。
年齢も、実際より50歳もサバ読んでいるんですからね。
ちょっと図々しすぎませ~ん???
でも、話している時の母は、決して作り話をしているとかではなく、本当にその時代に戻ってその世界にいるんだということがよくわかりました。
いつもは忙しくしているので、ゆっくりと母の話を聞いてあげることができないでいますが、これからは時間に余裕のある時には、何か話のきっかけを作って、母の世界に私も入ってみようかな、と思っています。
以上、おかしなおかしな母のお話でした。
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