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高齢者の熱中症 6月の梅雨時から注意が必要! 周りが気付いてあげて!!

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こんにちは、天乃 繭です。

 

梅雨に入りましたが、蒸し暑い日があったり肌寒い日があったりと、気温の変化に身体がなかなか対応できないですよね。

電車に乗っていても、マスクをしている人・セキをしている人を多く見かけます。

 

自分の健康管理はもちろんなんですが、高齢の母と一緒に生活していると自分のことよりも、この蒸し暑さ ~ 夏にかけて母が熱中症や夏風邪などひかないように、ということに注意しています。

高齢者の熱中症は、真夏だけではなく、この6月の梅雨の頃から注意が必要なんです。

まだ真夏じゃないからといって、油断は禁物なんです!!

 

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カエルくん
高齢者の場合には、屋外よりも室内で熱中症になるケースがほとんどって聞いたけどホントなのかな?
外にいて熱中症にかかるのはわかるけど、室内にいるのに何で熱中症になっちゃうんだろうね?

 

湿度や気温の高い時、陽射しが強い時に外での運動や作業をする場合には、熱中症に気を付けなければならない事は誰でもが知っていることだけれど、高齢者の場合には、熱中症になった人のほとんどが室内にいる時になっているのよ。
外にいるわけじゃないから大丈夫、と油断は禁物なのよね。
お蝶

 

高齢者が熱中症にかかりやすい理由とは?

年齢と共に身体の中の水分の量が少なくなるから

私達の身体は、半分以上が水分からできていて、この水分は身体にとってとても重要な役割を果たしていますよね。

けれども高齢になるにつれて、その水分を溜める筋肉が減り、それによって水分量も減ってきてしまうんですね。

 

身体の水分の割合は、

  • 赤ちゃんや子供では 80%
  • 大人では 60%
  • 高齢者になると 50%

と言われています。

高齢になるにつれて身体の水分量が減っていくのは心臓に負担がかからないようになんですが、その一方で水分量が少なくなることで熱中症にもかかりやすくなってしまいます。

また、水分は飲み物を飲むことだけではなく、食事をしっかりと摂ることで食べ物からも得られているんですが、高齢者では、飲んだり食べたりする量が減ってしまうことも水分量が少なくなる原因の1つになっています。

 

暑さに対する調整機能が低下するから

高齢になると体温調節機能が低下するため、暑さやノドの渇きを感じにくかったり気付かなかったりすることが多くなり、身体が出しているSOSに気付かずに長時間過ごしてしまいがちです。

また、認知症の場合には、季節や気温に対して適切な洋服を着ることができなかったり、部屋の温度をコントロールすることができなかったりも要因の1つです。

 

周りに気を遣ったり頑固さから

今、高齢のお年寄りは戦前・戦中の生まれの人達ですよね。

なので。。。

  • この時期からエアコンを使うなんてもったいない
  • 少しぐらいの暑さはガマンしなくっちゃ

など昔からの生活スタイルを変えようとしなかったり、

  • 周りの人に迷惑をかけたくない
  • 水分を摂り過ぎてトイレに何度も行くようになるのはイヤだ

などの理由から我慢をしてしまうこともあります。

 

高齢者が熱中症になるとどんな症状になるの?

熱中症になると、どんな症状が出てくるのでしょうか?

 

<Ⅰ(軽 度)>
顔のほてり・吹き出す汗・めまい・立ちくらみ・足がつる・筋肉痛 など

<Ⅱ(中 度)>
頭痛・吐き気・全身のだるさ など

<Ⅲ(重 度)>
体温の上昇・真っ直ぐに歩くことができない・自分で動くことができない・けいれん・呼びかけに反応しないなどの意識障害 など

 

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熱中症の対策はどうしたらいいの?

高齢者や認知症の場合には、上記のⅠ(軽度)の段階で早期の対応が必要なのですが、本人も周りの人もこの段階の時にはなかなか気付けないのが現状です。

高齢者は特に重症化しやすいので、そのようにならないためにも以下のような対策を心掛けることが大切です。

 

こまめに水分補給をする

前述したように、高齢者は機能の低下により、ノドの渇きを感じづらくなっていたり、トイレのことを心配して水分を摂ることを控えたりしてしまいます。

なので、少量ずつでもこまめに水分補給をすることを心掛けるようにします。

何時になったら飲むなど、水分を摂る時間を決めて、飲むことを習慣化するといいですよね。

水分を摂るタイミングとしては、

  • 朝起きたとき
  • 10時やおやつ時
  • 朝ごはん・お昼ごはん・夜ごはん、それぞれ食べる前と食べた後
  • お風呂に入る前と後
  • 寝る前

がいいとされています。

湯呑茶碗1杯ぐらいでも構わないと思います。

これからの暑さにも負けないように、夏本番が来る前に今から水分をしっかりと摂っていきたいですね。

 

室内温度をコントロールする

高齢者や認知症では、暑さを感じる感覚も鈍っている上に、エアコンを使うことにためらいがあったり、エアコンのつけ方がわからなかったりするので、室温は28度を超えないように管理することが重要です。

 

母もデイサービスに通う前は日中一人で家で留守番をしていたのですが、

・一人なのにエアコンをつけているのはもったいないから

・寒くなって消したものの、また暑くなってエアコンをつけようと思ってもリモコンの操作の仕方がわからず、結局つけないままで過ごした

ということが何度もありました。

帰ってきた時の、締め切った部屋のモアモア感、すごかったです。

今振り返っても、締め切った部屋で一日中エアコンもつけずに過ごしていて、熱中症にならなかったことは本当に感謝だと思っています。

 

私の周りの、やはり親を介護している人も言ってました。

・熱中症予防のためにエアコンをつけても、窓を開ければ大丈夫だからと言ってすぐに切ってしまう

・エアコンのリモコンがどれだかわからない

・エアコンのつけ方や消し方がわからない

・冷房をつけたつもりが暖房になっていた

と。

そして、その対策として、

・家にあるリモコンには全て何のリモコンかわかるように貼っておいた

・ボタンひとつひとつに何のボタンであるか書いてわかるようにした

とのことです。

それを見ながら上手にできる時もあれば、理解ができずにいることもある、とのことでした。

 

母のように日中デイサービスに行っていると、そのような心配はありませんが、高齢の親だけで日中を過ごしているとなると、本当に心配ですよね。

説明したところでその説明を覚えられないし、取説みたいな形で使い方を紙に書いても理解できず、リモコンのボタンも手当たり次第に押してしまうから、何を押してどうなったのかも理解できない。。。

何をどうしてあげたらわかってもらえるのか途方に暮れてしまいますよね。

それでも、何らかの対策はしなければなりません。

親の症状の度合いやその日によって調子の良し悪しがあるので一概にはこうしたほうがいい、というものは見つけられないかもしれませんが、とにかく何とか工夫をしてこの梅雨~夏を乗り切らないとですね!!

 

自宅で簡単 経口補水液を作ろう!!

上記の『熱中症の症状』でも書いたように、汗が噴き出して身体から水分がどんどん失われていってしまっている時、または脱水症状や熱中症の予防として『経口補水液』は大変に有効です。

が、『認知症・高齢者の脱水症状 一日1ℓの水分補給で予防できる!』でも書いたように、これ、とっても美味しくないんですよね。

熱中症にかかってしまった時には、美味しいも美味しくないも言ってはいられませんが、予防として飲む場合にはこの味、もう少し何とかならないものかと思ってしまいます。

そこで、予防として飲む場合、自宅でも作れるもっともっと飲みやすい経口補水液を紹介したいと思います。

うちでは、夜寝る前に母に湯呑茶碗1杯を飲んでもらってます。

そして私も一緒に予防してま~す!!

 

<自宅で作れる簡単・美味しい経口補水液の作り方>

材 料:

水 500ml
ハチミツ 大1~2
塩 1.5g
ポッカレモン 50ml

 

作り方:

① 水500mlのうち、少量をコップに入れて電子レンジで温める。

② そこに分量のハチミツ・塩・ポッカレモンを入れてよく溶かします。

③ 最初の500mlの水に戻してよく振り、冷蔵庫で冷やします。

 

以上です。

簡単でしょ!!

レモンはお好みで量を増やしたり減らしたりして大丈夫です。

また、ハチミツの代わりにお砂糖でもOK。

お砂糖の場合は、20gです。

冷蔵庫で冷やして飲むので、冷たくてさっぱりとしていて美味しいですよ♪

これなら継続して飲めます。

是非作ってみてくださいネ!

 

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