こんにちは、天乃 繭です。
先日別記事にて紹介した アルツハイマー病の発症リスクを血液検査で判定! のニュースに引き続き、Yahoo!ニュース でも認知症の薬に関する記事が出ていたので紹介したいと思います。
このニュースを読むと、認知症の治療に光が見えてきたように感じます。
一日も早く臨床試験が行われ、アルツハイマー病の治療につながるといいですよね!
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そのニュースの内容とは、
もともとは、『ハーラー病』と呼ばれる先天性の代謝疾患の1つである病気(ほとんど知られていない難病ですよね、もちろん私も初めて聞いた病名です)の治療薬を、アメリカのウィリアム・パードリッジ名誉教授が開発し、治験で成果を上げつつあるというものです。
これがどう認知症の薬の開発と関係するのかと言うと、
このハーラー病の薬を開発するにあたり、一番の課題だったのが、脳の血管にある『関門』、つまりは『血液脳内関門』と呼ばれる壁を薬が突破して直接脳内に届くこと、だったのですが、研究の結果、その突破のメカニズムを解明することができ、このメカニズムを利用すれば、直接脳に届くアルツハイマー病の治療薬の開発を大きく進展させることができるのではないか、ということなのです。
通常、私達が点滴や薬などを服用したとき、その薬は血管の壁にある『すき間』を通過して血液中に溶け込んで、必要な臓器へと運ばれていきます。
それに対し、脳の血管の壁は厚いため、この『すき間』がほとんどなく薬が通過することができないらしいのです。
これが『血液』と『脳』との間に立ちはだかる『血液脳関門』だそうです。
ウィリアム・パートリッジ名誉教授によると、血液の中を流れる様々な物資が無秩序に脳に流れ込んで脳の神経細胞の働きに支障をきたさないように血管が進化したため、脳の血管だけに『血液脳関門』といわれる特殊な構造があり、この『血液脳関門』は脳の働きを健全に保つ一方で、薬を送り込むと阻むという、いわば『諸刃の剣』になっているとのこと。
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今回のハーラー病の新薬の開発をするにあたり、ウィリアム・パートリッジ名誉教授が目を付けたのが、『インスリン』だそうです。
インスリンは、『血液脳関門』を突破できないぐらいの大きさなのに、血液を介して脳の中に到達することが可能。
なぜインスリンだけは可能なのかを調べたところ、
『インスリン』が血管の壁にある『小さな突起』にくっつく
↓
血管の膜から小さなカプセル状のものができ、そのカプセル状のものが『インスリン』を包み込む
↓
そのカプセルごと『インスリン』が脳の中まで運ばれる
ということが明らかになったとのことです。
そこでウィリアム・パートリッジ名誉教授は、血液の壁にある『小さな突起』にくっつく性質のある抗体を見つけ出し、この抗体に薬をくっつけて血液の中へと送り込めば、脳の中に直接運ぶことができると考えて開発したのがこの『ハーラー病』の治療薬だったのです。
これと同じ技術を使えば、アルツハイマー病の治療につながると考え、既に開発に乗り出しているといことで、大きな期待がよせられているそうです。
1つの病気の治療薬の開発が違う病気にも応用され、多くの人達の助けになるというのは、本当に凄いことだし嬉しいですよね。
一日も早くアルツハイマー病の治療薬も開発されることを祈るばかりです。
待ち遠しい限りですネ!!
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