こんにちは、天乃 繭です。
目次
認知症の種類は?
毎日のようにニュースで流れる高齢者による車の事故。
認知症は今では社会問題ですよね。
2007年(平成19年)に起きた認知症のお年寄りの踏切事故。
もう10年以上も前の出来事ではありますが、記憶に残っている人も多いのではないでしょうか?!
介護していた家族の方がちょっと目を離したスキに家から出て行ってしまって踏切内に侵入し死亡事故に。
鉄道会社が家族に損害賠償請求をしたことが大きなニュースになりましたよね。
決して他人事ではありません。
鉄道会社に多くの損害を与えてしまったのだからその言い分もわからないではないですが、認知症の人を24時間片時も目を離さず見守っているなんてことは不可能です。
実際に認知症の母を介護していてそう思います。
このような悲劇が繰り返されないよう、一日も早く薬の開発が進み誰もが安心して自分らく暮らせる世の中になることを願うばかりです!
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それにはどんな種類があるんだろう?

そうなんです、『認知症』というのは総称しての言い方で、その代表的な種類は3つあります。
それは、皆さんもよく知っている
- アルツハイマー型
- 血管性(脳梗塞・くも膜下出血・脳出血など)
- レビー小体
です。
この3つは、脳のどの部分の機能が低下したかによって分けられているんですね。
そして、上記3つの占める割合は、認知症全体の8割~9割とも言われているんです。
ちなみに、その他の認知症としては、あまり知られてはいませんが、脳の前頭葉と側頭葉の萎縮によって起こるピック病などの『前頭側頭型認知症』、64歳以下の人が発症する『若年性認知症』、脳脊髄液が脳に溜まって障害を起こす『正常圧水頭症』などがあります。
上記の代表的な3つの他にも色々とあるんですね。

ひとつひとつ見ていきましょうね。

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アルツハイマー型認知症
認知症の中でも大半を占めるのがこのアルツハイマー型認知症。
一体何が原因でどのような症状や特徴があるのでしょうかね?!
アルツハイマー型認知症のはっきりとした原因はまだわかっていないようなのですが、脳内の記憶や判断力を司る神経細胞の働きが悪くなり、細胞の数も減っていることが明らかになっています。
今では認知症についてのテレビ番組や書籍などもたくさん出ているので知っている方も多いと思いますが、以下に簡単に説明したいと思います。
メカニズムは?
アルツハイマー型認知症は、『アミロイドβ』という異常なタンパク質が脳内に溜り、大脳皮質(知覚や思考や記憶などを司る)の表面の神経細胞が壊れて死滅していき、脳が萎縮していきます。
脳の重さは、健康な成人で約1400gあるのに対し、アルツハイマーを発症してから10年経った人では約800~900gになってしまうと言われているんです。
また、脳の細胞が減っていくため、血流の低下や情報をやり取りする神経伝達物質も失われていきます。
アルツハイマー型認知症にならないためには、この『アミロイドβ』を溜めないようにすることが何より大事なのでしょうが、アルツハイマー型認知症のはっきりとした原因はまだわかっていないので、今の段階ではその予防策もわかっていないのが現状です。
研究が進み、早くその原因と予防法などがわかるようになるといいですよね!
症状・特徴は?
-
最初に臭覚の神経が侵され、次に記憶を司る『海馬』の周辺からジワジワと左右対称に侵されていき、一番最初の症状としてもの忘れなどの記憶障害が現れる
-
ついさっきのことを忘れてしまったり(体験そのも自体を忘れてしまう)、時間・場所・人がわからなくなったり、順序だてて動くことができなくなったりする
また、判断力も低下するため、調味料がわからなくなったり、片づけができなくなったり、どの洋服をどのように着たらいいのかわからなくなったりする -
その他、周辺症状として、
不安やうつ状態、徘徊、イライラして怒りっぽくなる、昼夜逆転してしまう、疑い深くなる、通い慣れた道がわからなくなるなど
参照:認知症の予防・症状改善に効果あり?!4種類のアロマで脳を活性化! - 脳の神経細胞が死滅し、萎縮していく
- いつの間にか始まり、進行は緩やか
- 失われた脳細胞は元には戻らない
- 75歳以上になると急増をする
- 男性に比べ、女性がかかりやすい
血管性型認知症
メカニズムは?
血管性型認知症は、脳梗塞やくも膜下出血、脳出血などが原因で発症することが多く、脳梗塞によって血管が詰まったり脳出血によって血管が破れたりすることによって神経細胞に栄養や酸素が充分に行き渡らなくなり、圧迫された部分が破壊されることが原因です。
また、自分が自覚していなくても、小さな脳梗塞(いわゆる隠れ脳梗塞ですね)を10ヶ所以上起こすと認知症になるとも言われています。
母の場合も、脳のMRIを撮った時に脳梗塞の痕が数ヶ所見つかったので、この血管性の認知症だろうと診断されていました。 自覚症状がなくても脳梗塞を起こしている人も多い、とその時の担当医が言ってました。 何か異常がなければ脳のMRIなんて撮らないですものね。 自分も気付かないうちに隠れ脳梗塞を起こしているかも。。。と想像すると何だか恐ろしいですね!! 10ヶ所以上は危ないですよ!!
症状・特徴は?
- 全体ではなく、脳梗塞や脳出血を起こした部分の働きが低下し、どの部分に損傷があったかよってその症状が異なる
- 損傷を受けた場所とそうでない場所がはっきりしているので、症状としてはマダラに現れる
- 感情のコントロールができにくくなる
- 脳の一部が段階的に壊れていく
- 60歳以上になると発症しやすい
- 女性に比べ、男性がかかりやすい
レビー小体型認知症
メカニズムは?
レビー小体型認知症は、後頭葉の神経細胞に『レビー小体』と言われる特殊なたんぱく質が溜まり発症します。
母の場合、一番最初は血管性の認知症と診断されたのですが、その次には、亡くなった祖父母のことを母がいつも気にしている、と医者に言ったところと『幻視』と思われ、次の診断はこのレビー小体型認知症でした。 『え?血管性の認知症じゃなかったの? 今度はレビー小体型?』って感じでしたね。 最終的には、アルツハイマー型認知症との診断で今に至っているのですがね。
短期間に3つの診断を受けた訳ですが、それほどまでにどの種類の認知症かを確定するのは難しいんですね、それぞれに共通点はたくさんあるからなんでしょうかね・・・
症状・特徴は?
- 筋肉のこわばりや手の震え、動作が鈍くなる、身体のバランスをとりにくくなる、前傾姿勢になる、などパーキンソン病のような症状が現れる
- とても具体的ではっきりとした幻視・幻覚がみられる(初期の段階ではもの忘れよりも多くみられる)
- 被害妄想が起こりやすい
- 頭がはっきりしている時とそうでない時を繰り返す
- アルツハイマー病の人よりももの忘れは軽度
- 寝ている時に大声を出したり暴れたりすることもある
- アルツハイマー病や血管性認知症より進行が速い
- 女性に比べ、男性がかかりやすく、女性の約2倍と言われている
まとめ
『認知症』は総称であって、その代表的な種類は以下の3つ。
- アルツハイマー型
- 血管性(脳梗塞・くも膜下出血・脳出血など)
- レビー小体
この3つは、脳のどの部分の機能が低下したかによって分けられ、その種類によって症状や特徴は様々です。
それぞれに特有の症状があったり、似たようなものもあって見分けがつきにくいものもありますが、病院受診前の何か参考になればと思います。
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