こんにちは、天乃 繭です。
2ヶ月振りの母の定期内科受診に行ってきました~
雨降りの肌寒い日だったので空いているだろうと思って行ったのですが、甘かった!!
駐車場は満車。
やっと駐車できたかと思ったら、待合室は座る席もないぐらいの混み方!
みんな考えることは同じだった~!! ですね。(笑)
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母の診察はいつも長く待たされるので、待ち時間に読む本を持って行くのです。
母は待合室にある雑誌を見て、私は持って行った本を読んで順番を待つのです。
ところが、母に雑誌を勧めても、今回は読まないと言うのです。
私一人本を読んでいても一向に構わないとは思うのですが、自分一人だけが本を読んでいるのは何となく母に悪いような気がして、結局私も持って行った本を読むことなく、かと言って母としゃべるわけでもなく、ただただボーッとしながら順番が来るのを待っていました。
そしてそのボーッがいつのまにやら人間モニタリングになってて。(笑)
毎回思うことなんですが、歳取った親の受診に付き添って来るのは、圧倒的に男性のほうが多いんですよね~。
息子といったって、見ため的にはもうかなりの年齢になっているのですが(見ようによっては『老老介護』(?)のような・・・)、その息子が年老いた親の手を引いているんです。
そんなふうに何気に人間モリタリングをしていた中で、待合室で目にした、その人達にとっては何気ないいつもと変わりないやり取りだったんでしょうが、その光景が私をホッとさせてくれたものだったので、そのことについて書いてみようと思います。
<光景 その1>
診察後、会計を済ませて帰ろうとする親子の会話。
息子:そのドアは自動で閉まるからそのままで大丈夫だよ
母:・・・・・
(また自動ドアを手で閉めようとしている母)
息子:だから大丈夫だよ。自動で閉まるから
母:・・・・・
(それでもまた手で自動ドアを閉めようとしている母)
息子:大丈夫だって!
そう言いながらお母さんの手を取って帰っていきました。
私の母とおんなじだ~! です。
母も開けたものは必ず閉めます。
どんなに閉めないで!って言ってもダメです。
もちろん自動ドアも手で閉めようとします。
この親子のやり取り、同じように私達親子も何度もやってます。
よ~くわかります!!
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<光景 その2>
私達の隣に座って順番を待っている親子の会話。
待合室に置かれている雑誌のタイトルを見て
母:あの『*%▲■』(← 雑誌のタイトル)は何の雑誌なのかい?
息子:車の雑誌だよ
余談ですが。。。
この雑誌のタイトル、英語で書かれてあったんです。
なのに、このお母さん、ちゃんと読めてました。
失礼かもしれないけど、英語がちゃんと読めるなんて、凄~い!!
で、このお母さん、息子が車の雑誌だと答えるなり
Zzzzz。。。
今、息子に何の雑誌か聞いていたばかりなのに、寝てる!!
もうビックリ!!
息子に寄りかかって寝ちゃってました。
そして次の瞬間、目を覚ましたかと思うと、また
母:あの『*%▲■』は何の雑誌なのかい?
息子:車の雑誌だよ。
母:そうかい。
Zzzzz。。。
数秒後にまた目を覚まして
母:あの『*%▲■』は何の雑誌なのかい?
息子:車の雑誌だよ。
母:そうかい。
Zzzzz。。。
この繰り返しでした。
私の母も『あれ?何か変?もしかして認知症?!』って思っていた時期には、よくこのようなことがありました。
今しゃべっていたかと思うと、次の瞬間には寝ている。
で、すぐ目を覚ましたかと思うと、いかにも寝てませんでした、的な感じで何事もなかったかのように会話を続けていたんです。
今はもうそんなことはなく、会話も減っていつでも暇さえあれば横になって寝ているんですがね。
なので、半分懐かしくも思いながら、この親子の会話のやり取りやそのお母さんの様子などを見てしまっていました~。
この内科に母がお世話になって2年近くが経ちます。
診療科目のメインが老齢内科なので、ここに来ている患者さんは圧倒的にお年寄りが多いのですが、見るからにこの人認知症だよね、と思われる人はほとんどいない感じでした。
待合室で聞こえてくる会話を聞いていても、認知症ではないようです。
そんなふうに思っていましたが、今回、上記で書いた2組のウチと同じような状態の親子に偶然出会い、
あぁ~、ウチとおんなじだ!
ウチだけじゃない!
大変なのは自分だけじゃないんだ!
みんなも同じような体験を日々していて大変な思いをしているんだ!
って思ったら、何だか急に安心感みたいなものが湧いてホッとしちゃいました。
『認知症の人の介護』をしていると、外に目を向ける余裕がなくなって、自分を追い詰めてしまいがちですよね。
でも、『自分だけじゃない』と思えることで不思議と心の重荷が少し軽くなるんです。
今話題になっている『認知症カフェ』や『認知症の家族の会』などに参加すれば、色々な情報が得られたり共感し合ったりすることができ、『自分だけじゃなかった』と思えるようなことも多くあるのかもしれません。
ですが、参加する機会がなかなかもてないことも事実です。
そんな時、日常の何気ないことだったり、今回の私の母の内科受診でのようなことだったり、どんなことでも何でもいいんです。
『私だけじゃないんだ!』
そう思えることが、私達介護をする人に、ホッとする安心感を与えてくれる力をもっています。
なので、介護は大変ではありますが、この安心感、ホッと感が少しでも得られ、日々の介護をしていく力になれば、と思っています。
そしてそれと共に、この『繭(まゆ)の介護日記』もそういう存在でありたいな、と改めて思っています。
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