デイサービス

『デイサービス』と『デイケア』の違いって何? 違いを知って疑問はスッキリ解消!!

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こんにちは、天乃 繭です。

 

親の介護が必要となって介護保険サービスを利用しようと思った時に、まず目にしたり耳に入ってくる言葉に

 

『デイサービス』

『デイケア』

 

っていうのがありますよね。

どっちも似たような名前だけど、一体何が違うの? って思いませんか?

最初から、『ん????』となって、戸惑ってしまいますよね。

 

私もそうでした。

『デイサービス』?

『デイケア』?

何が違うの?

介護初心者の私にはさっぱりわからなかったのを覚えています。

 

そこで、今回は『デイサービス』と『デイケア』の違いを知っておくことで、

  • 日中一人にはしておけない
  • 身体の機能の回復や維持の為にリハビリが必要
  • 一日を一人で家で過ごすのではなく、外出したり他の人達と交流をもってもらいたい

 

というような状況にあなたの親がもしなった時に、スムーズに選ぶことができるよう、その違い等について書いていきたいと思います。

 

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一番の大きな違いは?

まず、『デイサービス』と『デイケア』の一番の大きな違いですが、それは、

 

医者が、リハビリが必要と診断しているかどうか

 

なんです。

 

『デイサービス』を利用する場合には、医者の診断書・指示書がなくても要介護(又は、要支援)の認定を受けていれば誰でも通うことができます。

けれど、『デイケア』を利用する場合には、医師が『この人はリハビリが必要』と診断をして、主治医の『指示書』がなければデイケアに通うことはできないんです。

 

つまり、『デイケア』の場合には、誰でも利用できるわけではなく、事故やケガ・骨折、脳梗塞などの病気が原因で失われてしまった心身の機能回復や維持が必要な人しか通えないんですね。

そして、『デイサービス』の施設は比較的あちらこちらにありますが、『デイケア』の数は少なめで、病院などが提携しているところが多いんです。

 

私の友人のお母様も、ヒザの人工関節の手術をして退院したあと、その病院が運営している『デイケア』に週2日通って今現在もリハビリを受けているそうです。

そういえば、私の母が数年前に骨折をしたときにかかっていた整形外科のすぐ近くにも、この整形外科が運営している『デイケア』があり、そこに通ってはどうかと医者から勧められたのを思い出しました。

 

病院で手術や治療をした後、同じところが運営している『デイケア』であれば、その人の症状や状態の経緯・今後のケアなども把握しやすいので、本人やその家族にとってもより安心できますよね。

そういった意味でも『デイケア』は病院が運営、もしくは提携しているところが多いのかもしれません。

 

 

『デイサービス』と『デイケア』の概要は?

『デイサービス』と『デイケア』の一番の大きな違いがわかったところで、次にそれ以外の違いについてみていきましょう。

 

私達が一般的に聞き慣れている言葉は『デイサービス』だったり『デイケア』だと思いますが、この2つの介護保険サービスにおいての正式名称は、

  • デイサービス = 通所介護
  • デイケア   = 通所リハビリ

となります。

 

文字通り、通って受ける介護サービス(=デイサービス)、通って受けるリハビリ(=デイケア、ということになりますね。

 

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『デイサービス』と『デイケア』の目的は?

『デイサービス』と『デイケア』、どちらも大きな意味での目的は、

 

一人一人が、心も身体も生き生きと明るく、自分らしい生活を送っていくことができるようにサポートをしていく

 

ということになります。

 

そして、この大きな目的のもと、

<デイサービス>

引きこもりがちになる高齢者の孤立を防ぎ、『デイサービス』に通うことで外に出る機会を増やしたり、他の人達や社会との交流をもちながら一日を安全かつ楽しく過ごす

 

<デイケア>

心身の機能の維持や回復、認知機能の改善などを図り、日常生活の回復を目指す

 

という役割をそれぞれにもっています。

 

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『デイサービス』と『デイケア』の特徴は?

<デイサービス>

『デイサービス』では、3時間~9時間の範囲で利用することができます。(施設によって違いがあります)

(詳しくは『本人に合ったデイサービス選び ~概要編~』の記事でも書いていますので、そちらも参考にしてみてくださいね。)

 

自宅への車での送迎の他、

  • バイタルチェック(血圧・体温・脈拍など)
  • 入浴
  • 趣味活動
  • 昼食
  • 機能訓練
  • おやつ
  • 作品作り

などなど、様々な活動をしながら一日を過ごし、生活全般におけるサービスを受けることができます。

 

『デイサービス』の中には、利用している人達で外出をしたり、施設の庭に出て野菜や花を育てたり。。。

その活動は『デイサービス』ごとに様々な特徴がありますので、見学に行った時に聞いてみたり、実際に活動しているところを見せてもらうといいですね。

ちなみに、私の母が通っているところは、外に出ることは禁止されているので、一日中施設内で様々な取り組みをしながら過ごしています。

母はそれでも結構楽しく過ごしているようですよ。(笑)

 

また、『デイサービス』においては、上記の特徴の他、

・一日を安全に楽しく過ごす『デイサービス』

・リハビリに力を入れている『デイサービス』

の2つがあります。

 

リハビリに力を入れている『デイサービス』では大抵の場合、デイサービスの名前の一部に

『アクティビティ』

というような言葉がついている場合が多いので、もしこの名前がついていたらリハビリ系だと思って間違いないかと思います。

 

一日をゆったりと安全に楽しく過ごしてもらいたいと思っていたのに、行ってみたら一日の大半がリハビリ!!

なんてことになったら、泣きが入っちゃいますよね(笑)。

そうならないためにも、しっかりと確認しておきたいですね。

 

<デイケア>

『デイケア』においても、『デイサービス』と同じく車による送迎の他、

  • バイタルチェック(血圧・体温・脈拍など)
  • 入浴
  • 昼食

などの他、主治医による指示書に基づいたリハビリを中心に行って過ごします。

 

リハビリの指導をしてくれるのは、

理学療法士
作業療法士
言語聴覚士 

などの専門職の人達です。

(ちなみに、『デイサービス』ではこのような専門職の人は常駐しておらず、機能訓練指導員生活相談員介護職員などがサービスを行います)

 

・理学療法士・・・立つ・座る・歩くなど、日常生活に必要な運動療法を中心とする身体的機能の回復を図る

・作業療法士・・・手先を使った作業など、動作のサポートを行う

・言語聴覚士・・・話す・聞く・噛む・飲み込むなど、コミュニケーションや食べる機能の回復を図りサポートを行う

 

また、

一日の利用時間は、『デイケア』ではリハビリを行うことがメインとなるので、『デイサービス』に比べると短くなる傾向があります。

利用料金も『デイサービス』より若干高めとなっている場合が多いです。

(『デイサービス』に関する料金については、『本人に合ったデイサービス選び ~費用編~』の記事にも書いていますので、参考にしてみてくださいね。)

 

 

まとめ

いかがでしたか?

『デイサービス』と『デイケア』の大まかな違いはわかっていただけたんじゃないでしょうか。

 

最後にもう一度まとめてみると、

『デイサービス』と『デイケア』は、大きな意味での目的は、

一人一人が、心も身体も生き生きと明るく、自分らしい生活を送っていくことができるようにサポートをしていく

ことです。

 

そして、

医者が、リハビリが必要と診断しているかどうか

という点が大きく異なります。

 

医師からの診断書・指示書があり、リハビリのために通う場合には、『デイケア』を、

一日をゆったりと楽しく安全に過ごしてもらいたい場合には、『デイサービス』

を選ぶことになります。

 

医者からの診断書・指示書はないので『デイケア』は利用できないけれど、リハビリをメインにやってもらいたいという場合には、『デイサービス』の中にもリハビリに特化した『デイサービス』もありますので、そちらを利用するといいと思います。

 

ただ、私の母もそうですが、『認知症』である場合には、リハビリをメインとする『デイケア』は厳しいようです。

『なぜ何の為にこのリハビリを行うのか』ということをちゃんと理解できていないとリハビリの効果がでなかったり、そのリハビリをやることがかえって危険であったりするとのことです。

なので、もし『認知症』の症状がかなりある場合には、普通の『デイサービス』を選ぶといいですね。

普通の『デイサービス』でも、マシンを使った簡単な運動をして、機能回復訓練をしてくれますので。

 

いずれにしても、各々、『デイサービス』『デイケア』で独自の特色をもっているので、事前に必ず見学をして説明を直接聞いたり、今現在通っている人達の様子などを自分の目で確かめておくと、『こんなはずじゃなかった』というようなことは避けられると思います。

 

これから長くお世話になる『デイサービス』や『デイケア』ですものね。

本人に合った施設を選ぶことで、施設のスッタフの人達・通う親本人・私達介護する家族、それぞれがお互いに気持ちよく過ごしていけると思います。

 

最後に、

そうはいっても、色々悩んだり迷われたりすることもあるかと思います。

こんなことが知りたい、こういう場合はどうしたらいいの?

と不安に思っていることがあれば、下記フォームよりご相談頂ければ、経験した立場からのアドバイスとなりますが、何かお役にたてることもあるかと思うので、その時は遠慮なくお問い合わせくださいね。

 

 

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