こんにちは、天乃 繭です。

介護保険は複雑でわかりにくいところがある上に、通うデイサービスによって違ってくるのでちょっと複雑だけど、通ったときにかかる一つ一つの費用についてお伝えするので、参考にしてみてね

そうですよね、デイサービスに初めて通うことになった時に、いくら費用がかかるのか、とても気になりますよね、正直なところ。
今の時代、我が子を保育園に預けて働くお母さんも多いですが、長いこと待ってようやく入園できた保育園なのに、働いたお給料はほとんどが保育園料に消えていってしまう、それでは元も子もないですよね。
親をデイサービスに通わせることで、そのようなことにならないためにも、今回はかかる費用について書きたいと思いますので、一つの目安にしてみてくださいね。
ただ、デイサービスにかかる費用と言っても一概にこの金額です、と言えず、通うデイサービスの規模だったり要介護度によって違ってくる上に、更には昼食代などの自費の部分もプラスαされるので、かかる費用は人それぞれなんです。
介護保険は、私達には馴染みのない『単位』表示されているので、ちょっとわかりにくく複雑なんですが、順を追って一つ一つみていきましょう!!
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基本となる介護保険の支給限度額は?
まず最初は、基本となる介護保険の支給限度額です。
最初に書いたように、デイサービスにかかる費用はその規模や要介護度によって違ってくるのですが、その前にまず、デイサービスの利用に限らず要介護認定(要支援認定を含む)を受けた場合には利用できる様々な介護保険サービスがありますので、それらを利用した際に、介護保険内でまかなえる1ヶ月の限度額をみてみましょう。
それは、
要介護状態区分 | 1ヶ月あたりの限度額 | 自己負担額(1割負担) |
要支援1 | 50,030円 | 5,003円 |
要支援2 | 104,730円 | 10,473円 |
要介護1 | 166,920円 | 16,692円 |
要介護2 | 196,160円 | 19,616円 |
要介護3 | 269,310円 | 26,931円 |
要介護4 | 308,060円 | 30,806円 |
要介護5 | 360,650円 | 36,065円 |
となります。
ここで私達が見るべき金額(=支払う金額)は、表の右側のピンクで囲った部分『自己負担額(1割負担)』のところになります。
例えば、要介護2の人を例にとってみると、
1ヶ月あたりに使える介護保険の限度額は19万6160円 になります。
デイサービスの利用のみならず介護保険には色々なサービスがありますが、どのサービスを利用したとしても介護保険内での1ヶ月の限度額は19万6160円までとなりますので、限度額目いっぱいのサービスを利用した場合には、私達が支払う自己負担額は1割負担の1万9616円となるのです。
もちろん、19万6160円も使わなかったということであれば、使用した金額の1割を支払えばいいわけです。
逆に、もし限度額以上のサービスを利用した場合には、その1万9616円にその差額分をプラスして支払わなければなりません。
例えば、同じく要介護2の人が、1ヶ月に20万円分のサービスを利用したとします。
その場合の自己負担額は、
19,616円(1割負担分)+ 3,840円(利用限度額を超えた分 20万-19万6160) = 23,456 円
となり、23,456円が支払わなければならない金額となるわけです。
上記の介護保険の利用限度額が1ヶ月に使える基本の額となりますので、親の要介護度の該当欄の上限額をチェックしておきましょう。
デイサービスにかかる基本の費用は?
では次に、実際にデイサービスに通った時にかかる費用をみていきましょう。
デイサービスを利用した場合に、介護保険で支払われるものと、保険適用外で自費となるものとがあります。
正直、この自費の部分は結構大きく、軽視できないんです。
全てが介護保険で支払われるといいんですがね。。。。
要介護度と利用時間による単価
要介護認定を受けたとき、『要支援』と『要介護』に大別されます。
ちなみに、『要支援』とは、比較的要介護状態が軽く、介護予防サービスなどを利用することにより、生活機能が改善する可能性の高い人が要支援となります。
それに対して『要介護』とは、介護サービスを受けることによって、生活機能の維持や改善を図っていきましょう、という人達となります。
『要支援』か『要介護』かによって金額も違い、算出する単位(1ヶ月単位なのか1回単位なのか)も違ってくるのです。
要支援1・2の場合の1ヶ月あたりの自己負担額(1割)
要支援1 |
1,759円 |
要支援2 |
3,607円 |
要介護1~5の場合の1回あたりの自己負担額(1割)
要介護1 |
5時間以上 7時間未満
611円 ~1,056円 |
7時間以上 9時間未満
701円 ~1,222円 |
要介護2 |
||
要介護3 |
||
要介護4 |
||
要介護5 |
以上が、1ヶ月あたり、もしくは1回あたりの金額なのですが、これもわかりづらいですよね。
本当に複雑でわかりにくいんです。
この単価は、要介護度が軽ければ単価も安くなり、要介護度が高くなるにつれて単価が高くなります。
要介護度が高くなるということは、それだけ人の助けが多く必要となるので、人の手がかかる分、人件費が上乗せされていると思ってもらえればいいかと思います。
更に、同じ要介護度であっても利用時間が長くなればなるほど、当然のことながら、単価も高くなります。
5時間以内の利用の場合には、単価はもっと安くなりますので、各デイサービスに問い合わせしてみてくださいね。
通うデイサービスごとに違ってくるものの費用は?
また更に、同じ利用時間、同じ要介護度であっても、通うデイサービスによって違ってくるのが下記に挙げたものです。
- デイサービスの規模
- 要支援・要介護度
- 利用する時間
- 昼食(おやつを含む)
- 入浴
まず、
<デイサーサービスの規模>
デイサービスには前述した通り1日あたりの定員によって3つの規模(小規模・中規模・大規模)に分けられていますが、規模が大きいほど単価は安く、規模が小さくなるほど単価が高くなります。
<要支援・要介護度>
これは上の表の通りで、要介護度が高くなれななるほど単価は高くなります。
<利用する時間>
これも上の表の通り、5時間以上7時間未満か7時間以上9時間未満かによって単価が違ってきます。
<昼食代>
昼食代はデイサービスごとに本当にまちまちで、300円~800円ぐらいです。
ただこれは、私の知っている限りの金額なので、もっと安いとかもっと高いという場合もあるかもしれませんので、必ず確認してみてくだいね。
昼食の内容についても、全て手作りのところもあれば、ご飯とお味噌汁は手作りでおかずだけを業者さんより仕入れているところ、全てを業者さんから仕入れているところ、と様々です。
母が通っている中規模デイサービスではメニューが豊富で15種類もあり、週の終わりに次週のメニューを自由に選択できるようになっています。
もう一つの小規模デイサービスでは、全てが手作りでケアマネージャーさんもビックリするぐらい豪華で量もたくさんあり、家庭料理そのものになっているそうですよ。
どちらもとても豪華で羨ましいですねぇ~!
このようにとてもバリエーションのある昼食なのですが、ただ一つ注意点があります。
それは、昼食代は、介護保険の適用外なので、自費となることです。
最も安い300円と一番高い800円では500円もの差がありますから、それを1ヶ月に換算すると随分な違いとなってきますよね。
安くて美味しい! が一番いいですね~
<おやつ>
デイサービスでは、おやつの時間もあり、皆さんで飲み物を飲みながらおやつを食べます。(優雅で羨ましいですね~(笑))
このおやつに関しても昼食と同じで、デイサービスごとにまちまちなんです。
ほんの少しの量のおやつのところもあれば、かなりちゃんとしたおやつが出るところもあります。
金額としては、50円~120円ぐらいなんですが、このおやつ代、昼食代に含まれているところもあったり、昼食代とは別であったりと様々です。
いずれにしても、このおやつ代、たいした額ではありませんが、これも自費となりますので。
<入浴>
入浴に関しては、デイサービスごとに違うといったことはなく、どこのデイサービスでも同じのようです。
1回の入浴につき、54円かかります。
毎日入っても、1日おきでも、こちらの要望に合わせてくれます。
要支援の人の場合には、上記の基本の通所料に含まれているので、個別に支払う必要はありません。
また、この入浴料に関しては自費ではなく、介護保険内のものとなります。
その他にかかる費用は?
上記までが主にかかる費用ですが、その他にかかるものとしては、
<オムツ代>
日々の持ち物の中に替えの下着(オムツを含む)がありますが、持って行っていた替えの下着やオムツを使い果たしてしまった時に、デイサービスのほうでオムツを支給してくれます。
その際には1枚あたり100~150円の実費となりますので、余分に持っていれば使わなくて済むお金ですし、何より、通っている本人にとっても私達にとっても安心ですよね。
<延長料>
突然の残業や用事等で、帰りの時間に間に合わず延長してもらわなければならなくなってしまうこともあるかもしれません。
そのような時は連絡をすれば延長してくれるのですが、延長料金が発生します。
延長時間も1時間まで、とか2時間までOK、20時まで、など様々なので、この時間に関しても併せて確認しておく必要があります。
また、延長サービスをやっていないデイサービスも多くあるので、最初に確認しておくといいですね。
気になる延長料ですが、1時間あたり100円~480円とかなり幅があるようです。
<キャンセル料>
キャンセル料に関しては、多くのところが、前日の17時までに連絡すればキャンセル料はかからない、としています。
母が通っているところも前日の17時までに連絡をするようになっていますが、多少の体調不良であれば当日の朝まで様子をみて、という時もありますよね。
で、結局当日の朝に体調不良による欠席をせざるを得ない時には、キャンセル料は不要と言ってました。
高齢になると急な体調不良も充分考えられます。
なので、このキャンセル料については、デイサービスごとに対応が違うと思いますので、最初に確認しておくことをお勧めします。
ではここでもっとわかりやすくるために、具体的な例でみてみましょう。
設定としては、要介護4で2か所利用の場合です。
小規模 | 中規模 | ||
保険内 | 通所料 | 1,144円 × 日数 | 1,021円 × 日数 |
入浴 | 50円 × 日数 | 50円 × 日数 | |
通所介護処遇改善加算Ⅰ | 352円 | 1,036円 | |
自 費 | 昼食 | 310円 × 日数 | 843円 × 日数(おやつ含む) |
おやつ | 60円 × 日数 |
となります。
この表の中の『通所介護処遇改善加算Ⅰ』とは、介護サービスに従事するスタッフの賃金の改善のために設けられた介護制度で、私達利用者は毎月一定額を支払わなければなりません。
これはたぶんデイサービスの規模やスタッフの人数によって金額が変わってくるんじゃないかと思っています(← 違ったらゴメンナサイ!)
で、戻りますが、上記の具体例の場合は2か所のデイサービスに通っているので、上記の表の『保険内』の全ての項目のトータル金額が、基本となる介護保険の支給限度額(要介護4の場合は、30、806円)の範囲内であれば、
介護保険内での金額 + 自費分(昼食代+おやつ代) = 1ヶ月にかかる金額
となります。
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地域ごとの独自のサービス
上記は、デイサービスにかかる費用について書きましたが、要介護認定を受けて要介護3以上になると、各市区町村独自のサービスもあります。
例えば、
- オムツの支給
- 介護タクシーの利用券
- 美容院でのカット(自宅やデイサービスにも来てくれます)
- 布団の乾燥
などのサービスです。
これらのサービスは地域ごとの独自のものになっているので、各市区町村に問い合わせしてみてくださいね。
母の場合は、これらのサービスの中でも特にオムツが大変にありがたいです!
1ヶ月に何袋も使うので、買って持ち帰るのは重いしかさばるし、決して安いものではないのでとても助かっています。
まとめ
如何でしたか?
デイサービスにかかる費用は、色々な条件が重なり合ってとても複雑なのですが、おおよそのことは掴めて頂けましたか?
一番の基本は、要介護度によって、1ヶ月に使える介護保険の限度額が違う、ということです。
そして、1ヶ月に使える介護保険の限度額の中で、介護サービスを受けるようにするのですが、実際にデイサービスに通うようになったときの費用は、
- デイサービスの規模
- 要支援・要介護度
- 利用する時間
- 昼食(おやつを含む)
- 入浴
などによって、それぞれかかる金額が違ってきます。
上記の中で、介護保険内で支払われるものは、
デイサービスの通所料(要介護度と利用する時間によって違う)
入浴料
通所介護処遇改善加算Ⅰ
です。
一方、介護保険の適用外で自費となるのは、
昼食代
おやつ代
その他にデイサービスのオムツを使用した場合など
となります。
その他、キャンセルや延長をした場合には、それも加算されますので、気をつけてくだいね。
また、要介護3以上の場合には、各市区町村ごとに独自のサービスもありますので、介護保険課に問い合わせをしてみることをお勧めします。
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